数日後、俺は里帆姉と話をする為休憩時間に会った。
"七瀬ちゃんの事で話がある。"
「俺も里帆姉に言わないといけない事がある。」
お互い大事な話だったから、部屋の中がどこかピリピリしていた。
"じゃあ私から言うね?"
「あぁ。」
"七瀬ちゃん新しい彼氏が居るって。"
「え?」
俺と離れてもう半年は経っているだろうから新しい人と一緒に居るのはおかしい事ではない。
でもどこか心の奥がムズムズする。
"でもね、本当に好きなのは浬だって。"
「じゃあなんで彼氏が居るんだよ…」
"その彼氏さんはずっと七瀬ちゃんの事が好きだったから、俺は2番でも良いよって。"
2番目でも良い…。
俺は絶対そんなこと思えない。
そいつはきっと良い奴だ。
悔しいけどそいつには勝てないだろう。
これからもずっと七瀬を支える事ができる人。
それがその彼氏だ。
きっと七瀬はその優しい彼氏と一緒に居た方が幸せになれる。
俺なんか忘れてその彼氏と2人一緒になって幸せになって欲しい。
"で近々、七瀬ちゃんここ来るよ。"
「は?」
"その彼氏を説得して。"
「なんで俺なんかの所に…」
"本気で浬が好きなんだよ。"
俺も七瀬が好きだ。
でも七瀬には幸せになって欲しい。
今の七瀬にとって幸せ=彼氏の隣に居る事だと思う。
優しい彼氏の隣で過ごす、それが七瀬にとってもその彼氏にとっても1番のhappy endなんじゃないか。
誰かが幸せになる事で誰かが犠牲になる。
それは俺で良いから、七瀬の幸せを祈れるだけで良いから。
ずっとどこかで世界一の笑顔のまま笑って居て欲しい。
-----------------------------------------------------------------------
英検があって投稿できてませんでした🤦🏼♀️
合格の手応えは…分からない🥲
あと見事にボス恋沼にハマりました🤚🏻
奈未&潤之介が可愛すぎる〰︎😓💖
『俺のこと好き?』って反則でしょ\♡/
恋つづが1番なのは揺るがないけど(^^)
だから恋つづ小説書きます☺︎
ホンマに書いてる時楽しいから😸♡
皆さん恋つづ小説書くことお勧めします((((
-----------------------------------------------------------------------
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!