本当にちょっとだけ🔞入ってます。
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"浬、本当に良いの?"
志帆さんはそう聞くけど本当は七瀬以外の女と関係を持つ事は許されない。
でもこの一夜だけ…志帆さんにとっての‘最後の人’にならないと行けないのだ。
「はい、大丈夫です。」
たった1~2時間だけ。
許してくれないか、七瀬。
"じゃあホテル、行こっか。"
「はい。」
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案の定、七瀬以外の人を抱いても何も感じなかった。
俺はあいつに染まってるんだなとしみじみ思う。
"私、ドキドキした。"
ホテルに入って2時間以上経っているのに志帆さんは帰らせてくれない。
「そうですか。」
そんな状態に思わず素っ気ない返事をしてしまう。
"浬、いつの間にそんなに素っ気なくなっちゃったの?笑"
「すみません、」
"全然良いんだけどね?笑"
早く七瀬に会いたい。
もうそろそろ帰らせてくれよ…
いや、俺にはもうアイツに会う顔が無いのか。
俺はとんでも無いことをしてしまったんだな…。
"ねぇ浬?"
「はい。」
"志帆さんって堅苦しいからさ、志帆って呼んでよ。"
「え?」
"お願い、一回だけ!"
「志帆。」
俺が呼び捨てをしたことに志帆さんは隣で"嬉しいな"って笑ってるけど俺は七瀬の事で頭がいっぱいだ。
この夜のことを言うべきか言わないべきか。
「…帰っても良いですか?」
俺は力を振り絞って言った。
"もうこんな時間なんだね、ごめんね奥さんいるのに。"
「大丈夫です、残業って言ってあるんで。」
"そう、本当に今日はありがとね。"
「いえ、お大事にして下さい。」
志帆さんは俺を求めてくれているかもしれないけど俺の中では七瀬が1番。
足早に家路に着いた。
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「」これは天堂先生が話してるという意味で、
『』これが七瀬ちゃんが話してて
" " これがその他の人が話してるという意味です。
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語彙力なくてすみません💧
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!