第20話

バルセロナ・オーブ
1,545
2020/04/09 14:27
そしてたくさんのことが起きた夜が明け_____


















朝。












あなたは昨日貰ったばかりの新しい部屋のベットから飛び起きた。










あなた

んんんん〜〜〜〜

大きくあくびをして、素早くジャージに着替えたあなたは身支度をして、部屋を出た。




すると、廊下を歩いていた一星と遭遇した。


一星はあなたの姿に気づくとニコッと笑ってこういった。
一星
おはようございます。あなたさん。
あなた

おはよう一星君!




そしてそのまま二人で、朝食をとる食堂に向かって歩きながら、話した。
一星
凄く早起きなんですね。
あなた

そんなことないよ!一星君も早起きじゃん!

一星
ありがとうございます。朝はどうしても目覚めが早くって・・・
あなた

すごいなぁ・・・




あなたは一星に好印象を抱いた。












































朝食が終わった後、あなたは監督に今後のことについて少し聞いてみた。







あなた

監督〜〜

超金雲
どうしましたぁ♪



・・・相変わらず胡散臭い




気を取り直してあなたは監督に疑問を投げかけた。












あなた

今日は私はどのような練習をすればいいのでしょうか?



すると監督はにんまりと笑ってこう答えた。



超金雲
あなたさんは、サッカー経験者とも言えども、昨日の夜飛び入り参加した身ですからねえ・・・
今日は見学して、どのような練習をするか、知ってもらいます!




















































と、いうことで・・・


今、私はベンチに座って練習を見学している。

他の選手たちは、ランニングやシュート練習、柔軟やストレッチなど様々な練習をしていた。










見ているだけでは申し訳ないので、マネージャーさん達の雑用を少し手伝ったりもした。








つくし
あなたちゃん、お仕事すんごく早〜〜い!!!
杏奈
とても助かります。(ニコッ)




マネージャーさん達も喜んでくれているみたいだし・・・











私、このチームに入って本当に良かったなあ・・・

























































選手達がベンチに次々と駆け込んでくる。

どうやら休憩のようだ。





私はドリンクボトルを選手達に手渡していった。



あなた

どうぞっ!ええと確かあなたは・・・

風丸
ドリンクありがとう。
俺は風丸一郎太。よろしくな。


そうそう風丸さん。

なんか凄く面倒見が良くて・・・



・・・お母さんみたい
風丸
お前、今、俺のことお母さんって思っただろ。
あなた

えっ、なんでわかったんですか

風丸
・・・よく言われる


























落ち込む風丸さんを必死になだめている、その時だった_____
超金雲
皆さああん!!!


監督が急にみんなを集めだした。





どうしたんですか、と円堂さんが言いかけたその時だった。





円堂さんが急に立ち止まった。


豪炎寺さんや鬼道さんも同じく。







そう、彼らが目にしたのは、






紛れもなく昔、雷門が完敗したチームのキャプテン、






クラリオだった_____






























































風丸さんが教えてくれた









クラリオさんについて___
風丸
昔、雷門が親善試合として、スペイン代表と戦った時があるんだ。
あなた

そうなんですね・・・

風丸
そしてその試合で俺たちは大敗した。
あなた

・・・




































監督は、大会前にイナズマジャパンとクラリオさんを手合わせるつもりだった。






そしてそれが今、始まろうとしている。







だが、おかしなことがあった。












ヒロト
おいおい・・・なんで1対18なんだよ・・・



そう、なんとクラリオさんは一人で、イナズマジャパン全員を(あなたを除く)抜くつもりなのである。










するとヒロトの声が聞こえたのかクラリオさんは不敵に笑ってこういった。
クラリオ
少しはレベルが上がったか、見せてもらおう・・・




























ベンチで見ていたあなたは思わず声を漏らした。









あなた

な、、、んで、






クラリオさんは18人を全て、全員抜き去った。






たった一瞬で。















するとクラリオさんがこちらに近づいてきて、あなたにこう言い放った。










クラリオ
女か。
あなたも見る限り、まだまだ未熟なようだ。
あなた

なっ・・・!








練習も何にも見てないのに、なんで決めつけられなきゃいけないの・・・!!!








するとクラリオさんに向かって鬼道さんが詰め寄る。
鬼道
お前の目的はなんだ?
クラリオ
私は日本のサッカーが好きになったのだ。
前にあなた達と戦った時から。





そしてクラリオさんはあることを語りだした。







昨日の夜のグラウンド。

クラリオはある選手の練習を見、驚愕した。





そして悟った。


日本の選手のレベルが、世界のトップに迫りつつあるということを・・・







それは誰かと、鬼道さんが聞くと




そうか・・・まだ気づいていないのか、と言いながらクラリオさんは去っていった






圧倒的差を見せつけられたメンバーは酷く落ち込んでしまった。



円堂さんはそんなメンバーを鼓舞した。



円堂
みんなどうした!すごいプレイを見ただけでビビっちまったのか!


みんながさらに俯く。




あなたは見ていられなくなり、立ち上がってメンバーに告げた。
あなた

絶対にみなさんなら、追いつけます!
私、皆さんのプレイを見て、凄く勇気付けられました!
だから頑張りましょう!私も頑張ります!





その声に励まされたのか、一人一人徐々に顔を上げだした。



円堂さんがあなたの追い討ちをかける。
円堂
世界の壁は厚い!目の前に分厚い壁があるなら、それを打ち壊せる大砲になればいい!
みんな、世界と闘おう!






円堂さんが拳を振り上げた。


あなたも思いっきり振り上げた。


メンバーも。








みんなで一つになって、優勝を目指す____





あなたはこの幸せを実感した。













あなた

円堂さん!私も今から練習します!

円堂
おう!頑張ろうぜ!
明日人
あなた!こっちで一緒に練習しよう!
あなた

うん!






活気を取り戻したグラウンドは、掛け声や笑い声で満ちていた___

















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作者
作者
今回は長めです!
後、私の学校、ゴルウィーまで休校になりました!
なので更新たくさんできます!
頑張ります!
次は韓国戦です!

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