社会人夢主、同棲設定、現パロ
もう空が真っ暗から青くなる頃、鳥が鳴いている。スマホの画面は午前4時。彼から来ていた通知も無視して彼の待っている家に帰る。
きっと彼は寝ているだろう、そう思ってゆっくり扉を開ける。部屋は当然真っ暗、彼にバレないうちに自分の部屋に行こうと思ってそっと電気をつける。
「…ねぇ、遅い。何してたの?」
綺麗な彼の長い髪が靡く。起きてたんだ、と言うと苛ついた調子で怒ってくる。
「そりゃそうでしょ、彼女が朝帰りしてくるなんて心配でしょうがなかったんだから。で、なんで飲みに行ったの?」
言い訳をするとパジャマ姿の彼は「言い訳しないで」と言ってくる。嘘をつくと見抜かれる。なるべくこれ以上不機嫌にさせないように言いくるめていると彼は急に抱きついて来た。
「…僕の彼女でしょ。せめて連絡ぐらいくれたって良いじゃん。」
強く抱きついてくる彼に少し嬉しく感じてしまう。いつも冷たいことを言う彼が沢山心配してくれた、その事実だけで嬉しいことしかないだろう。
「今日は一緒に居て、絶対僕から離れないで。約束して。」
涙声でそう言ったあと、彼の温もりがそっと離れる。私の手をとってゆっくり彼の寝室に向かっているだろう。
「君の事待ってたせいで眠いの、早く寝るよ。もう起きるのは昼ぐらいになると思うけど別に良いよね?」
強く抱きしめ返して一緒に寝ることになります。
一度は書いてみたかったやつ…なんとなーくデレが多くなりそうで可愛いです。スクロールありがとうございました!













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!