私は二階にある奈々ちゃんの部屋に案内された
おぉ、予想はしてたけど広い...!!!
そして可愛い!
ウサギやくまのぬいぐるみ
ピンク色でレースのカーテン
床にしかれたカーペット
全部キチッと整理されてて、なんか流石だなって感じる
清香が整理するの苦手だからかな、なんか新鮮
そう言いながら、ソーダの入ったコップとお菓子を机に並べてくれた。
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奈々ちゃんの肩が小刻みに震えてる。
かける言葉が見つからない。
奈々ちゃんは話を続けた
いつの間にか目から熱いものが溢れだしていた。
奈々ちゃんは、泣き続ける私の背中を何も言わずさすってくれた─────
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。