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2021/07/29

第16話

ONE DAY11-2
《ねーちゃん、スマホ鳴ってるよ?》

弟のトオヤが言う。

・・ジミンからだ・・

《?でないの?》

《・・ん、気不味いかな・・》

昨夜の一件、トオヤには軽めに話してある。

《俺が原因で痴話喧嘩とか、マジ勘弁》

《ち、痴話喧嘩って・・トオヤ?》

《せっかく久しぶりに会えたのに
ねーちゃんのそんな顔見たくないよ?》

《分かってる。トオヤ・・ごめんね》

《もー、泣そうになってんじゃん》

トオヤは私の手を取って。

《昼メシ食いに行こ?美味いもの
御馳走してよ・・ねっ?》

《うん、食べに行こう。支度するね》


スマホを見るとジミンからの
着信が数件。
カトクも入ってる。

・・・。


《ねーちゃん、早くいこー》

《今、行くよ》





・・ヌナからの着信もなければ
カトクの返信もない。既読にはなってるけど。
無理は承知でヌナの家の前・・

インターホンを押す

ーはいっ・・あっ・ちょっと、トオヤ?ー

扉を開けてくれたのは
昨日ヌナと一緒にいた男・・

ヌナの弟だった。



《初めまして〇〇の弟トオヤです》
日本語だ。

弟くんはヌナに訳せと言っているようだ

『弟のトオヤです』
ヌナが渋々間に入ってくれる。

『トオヤくん、初めましてジミンです』

『姉とは交際をしてるんですよね?』
ヌナは言いにくそうに訳す

『はい。お姉さんは僕の大切な女性です』
僕はヌナの顔を見ながら言った。

ヌナのスマホに着信があり
《ごめん、◇◇から。トオヤちょっと
ジミンとお酒でも飲んでて?》

ヌナは僕の方を少し見て
『◇◇から電話』と言って
奥の部屋へ行ってしまった。


トオヤくんがキッチンから
ワインとワイングラスを持って
戻ってくる。


『ジミンさん、姉の腕のアザ・・
何ですかあれ?』


・・⁉︎・・


『韓国語、話せるの・・?』
僕が驚いて聞くと

『話せますよ?まだまだスキル不足なので
姉には言ってないですけどね』


トオヤくんは僕にワインを注ぎながら
そう話す。

『姉からは 昨夜僕が原因で少し喧嘩に
なったと聞いています。
どうやったら少しの喧嘩で あんなに指の跡が
残るアザができるんですか?』


『言い訳はしないよ。
僕が大人気なく嫉妬して彼女を傷つけた
これが全てだよ、申し訳ない』

『僕に謝られても・・』
トオヤくんは吐き捨てるように言う

『勿論、お姉さんにも謝り続けるよ。
たとえ許してもらえたとしても、
僕が彼女にした事は消える事がないから』

『是非そうしてください。
僕はもう、姉の泣顔は見たくないので』

電話を終えたヌナが戻ってきた

『ちょっと、トオヤどう言う事?』
韓国語でトオヤくんに話している

『あれっ?もうバレちゃったの?
◇◇さん、喋っちゃったんだ』

さっき迄の真剣な男の顔から一瞬で
ヌナの弟の顔に戻った。

『もう少し隠してたかったのになぁ』

トオヤ君は今、日本の◇◇さんの下で
みっちり鍛えられているらしい。

『何で言ってくれなかったの?』
ヌナが聞くと

『ねーちゃん、絶対嫌がるじゃん。
それにまだ迷ってたんだよね』

『トオヤ?』

『でも俺、今日決めたから
◇◇さんに負けないくらいの
マネジメント力身につけてくるから
もうちょっとだけ待ってて?』


『それまでには、仲直りしておいてよ?』
といってホテルへ帰っていった。