第15話

オサムの証言
1,143
2021/11/23 12:16
ートイレ・シャワールームー
森ミサキ
森ミサキ
ふぅ…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
ミサキさん…大丈夫?
森ミサキ
森ミサキ
うん…平気…
森ミサキ
森ミサキ
ウチも一緒に調査するで。こんなときにやからこそ、みんなで協力せんとな…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
そうだね…でも、無理はしすぎないでね…
森ミサキ
森ミサキ
心配してくれてありがとな…
(なまえ)
あなた
(ミサキさん…大丈夫かな。)
(なまえ)
あなた
(彼女は人一倍優しい人だ。きっと調査も無理してやってくれてる…)
(なまえ)
あなた
(少し心配…)
(なまえ)
あなた
(…あ、あれ?なんで僕、ミサキさんの心配なんか…)
(なまえ)
あなた
(っていけない…今はオサムさんもいるんだし、聞かなきゃ。)
(なまえ)
あなた
(きっと「メガネの彼」ってオサムさんのことだよね…)
永井オサム
永井オサム
ふむ…
(なまえ)
あなた
(たしか、サトルさんのアリバイはオサムさんが知ってるんだっけ…)
(なまえ)
あなた
あの、オサムさん。
永井オサム
永井オサム
はい?どうかしましたか?
(なまえ)
あなた
昨日の見張りのことなんですけど…
(なまえ)
あなた
サトルさんが1人で見張りをしている時に武器庫に行きましたか?
永井オサム
永井オサム
ああ、それなら行きましたよ。
森ミサキ
森ミサキ
え、見張り1人の時があったんや!知らへんかった~
永井オサム
永井オサム
ふむ…
永井オサム
永井オサム
あなたさん…あなたがサトルさんのアリバイについて聞いてきたということは…
永井オサム
永井オサム
コウくんではなく…サトルさんが犯人だと疑っているんですか?
(なまえ)
あなた
コウさんが狼とも言い切れませんしね。
(なまえ)
あなた
ここで僕の中の狼候補を絞っていきたいと思いまして。
永井オサム
永井オサム
ふむ…
(なまえ)
あなた
でも、今のオサムさんの証言でサトルさんは狼ではなくなりましたね。
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
そうですね…
永井オサム
永井オサム
いえ、実はそうでもないんです…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
え…?
永井オサム
永井オサム
私はタケオさんが戻ってするまで…ずっと武器庫にいたわけではないので…
永井オサム
永井オサム
サトルさんが1人で武器庫にいた時間は…確かにあったと思います…
(なまえ)
あなた
そうなんですね…
(なまえ)
あなた
(つまり、サトルさんはまだ怪しいままか…)
永井オサム
永井オサム
それにしても…皆さんしっかり推理してるんですね。
永井オサム
永井オサム
私も遺体を調べてみて…実は気になったことがあるんです。
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
え…?
(なまえ)
あなた
気になったこととは?
永井オサム
永井オサム
ほら…遺体をよく見ると、争った形跡が全くないんですよ。
永井オサム
永井オサム
殺人って、こんなものなんでしょうか?
森ミサキ
森ミサキ
確かに、そう言われるとそうやね…髪も乱れてへんし…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
そう言われてみると…たしかに争った形跡がない…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
心臓を一突きされて…即死だったとか…?
森ミサキ
森ミサキ
ヒィ…!?こ、怖いこと言わんといてや…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
でも…そういえば、彼女の傷口はまだ確認してなかったわね…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
傷口をみれば…凶器や犯行の手口がなにかわかるかも…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
確かに…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
そのためには…まず、マキさんをお風呂から出さないとね…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
ユキナリくんお願いできるかしら?
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
え!?な、なんで俺?
篠崎アオリ
篠崎アオリ
だって、オサムさんは力無さそうだし…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
私は白衣が汚れるのは嫌だもの…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
それに流石にミサキさんやあなたさんに任せるのもね…
(なまえ)
あなた
?僕は別に構いませんよ?
森ミサキ
森ミサキ
え!?だ、大丈夫なん…?
(なまえ)
あなた
他の人に比べて、そんなに抵抗はありませんしね。
篠崎アオリ
篠崎アオリ
なるほど…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
じゃあ悪いけど、お願い出来るかしら?
(なまえ)
あなた
はい。
永井オサム
永井オサム
よろしくお願いします…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
あなたさんありがとう。手伝ってくれて…
(なまえ)
あなた
とりあえず、早く持ち上げましょう。
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
う、うん…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
じゃ、じゃあいくよ?せーの…
『グッ…』
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
あ、あれ…?
(なまえ)
あなた
…?(持ち上げれない…)
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
も、もう一度…
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
せーの…
『グッ…』
篠崎アオリ
篠崎アオリ
どうかしたの…?
霜月ユキナリ
霜月ユキナリ
そ、それが…何かにひっかかって、持ち上がらないんです…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
そう…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
それじゃあ、別の方法で身体の傷を確認するしかないわね…
(なまえ)
あなた
別の方法?何か案があるんですか?
篠崎アオリ
篠崎アオリ
それをこれから探すのよ。
(なまえ)
あなた
え…
篠崎アオリ
篠崎アオリ
だからあなたさんも何か方法を探してくれるかしら?
(なまえ)
あなた
わ、分かりました…
(なまえ)
あなた
(なんだ…てっきり案があるかと思った…)
UR
UR
ここまでだよ~
UR
UR
それでは、良い狼ライフを!

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