そのとたん、廉のロッカーからこぼれ落ちたのは、たくさんのゴミだった。
泥まみれになった廉のローファー。
その上に盛り上げられた、誰かの食べ残しの焼きそばパン。
丸めて突っ込まれていた紙に「永瀬死ね」と書いてあるのが見えた。
笑い声が後ろからした。
振り返ると学食の2人。ヒロシとトオルがニヤニヤしながら立って居る。
なんだこいつらの!お前らが犯人か!昼間の仕返しかよ!
今度はほんとに叫んだけどギロりと睨め付けられる。
すいません、ごめんなさい。
廉がかばってくれた。やさしい。
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作者から〜
書き方変えますそして内容が少し
変わります!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。