目を見開く廉に言って聞かせたの。
・・・・・・・ちなみに、なんでこんな喋り方かって言うと、
この頃「ごくせん」のヤンクミにハマってたからなんだけど。
あ、ごくせんって知らない?任侠集団の家で育った女の先生が
主人公の学園ドラマなんだけど、詳しくはお母さんに聞くか、
ネットで検索してみてね。
ドヤ顔であたしは言った。まあ自分に酔ってただけなんだけどさ。
でも、そしたら廉はーーーー泣きだしたの。
ぽろぽろって涙こぼして。
あたしの胸はキュン! となった。
あたしはずっと、自分のこと守ってくれるような人に
憧れてたんだけど、この時、廉の事守ってあげたいって思った。
そして、この気持ちはーーーー成長とともに、恋へ、
愛へと変わっていった・・・・・・。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。