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第5話

光にあるべき姿
光が使えるのは大体が元々の心の持ち方がいいんだよな。多分。
明日、光が使える人に聞いてみようかな。
…………
そういえばこの世界って一日が12時間しかないんだよな。
寝よう。
_______________
_____
あの、リオン。
リオン
なんですか?勇者様。
光の魔法が使える人っている?
リオン
光が使えるのは勇者様の他この国にはもう居ません。
リオン
少し前まではいたのですが
つい何週間か前に亡くなりました。
僕だけ……?
光のあるべき姿。
人を包み込む。守る。この気持ちがまだ分かりません。
この世界のことしか知らないのに、どうやって感情移入すればいいんですか……。
リオン
それでは、今から支度して城下町に行きますか。
へ?今から?
リオン
はい。そうです。急いでください。
はい〜
ガタンッ
城の扉が閉じた。
うわぁぁお
想像していた何倍も発展している。
これは日本なんて足元に及ばない。
この素晴らしい景色を守りたい。
そういう事か……
リオン
まだまだ早いですよ!
リオン
こちらです
歩いていくとそこには沢山の人々が暮らしていた。
一人一人が希望を持って……アレ?
みんな表情が硬い。
なんで
なんでこんなに絶望してるんだ。
リオン
いつ、魔族に襲われるか分からない。
リオン
いつ、殺されるか分からない。
リオン
ここにいる人達はみんな1回魔族に襲われているんです。
キャハ〜
子供の声が聞こえる。
声が聞こえる方を見ると
そこでは、子供たちが楽しそうに遊んでいる。
僕はその笑顔に心を射抜かれた。
あぁ。守ってやりたい。
みんな魔法が使えるだけで日本人とは何ひとつとして変わらない。
僕がなりたかった医者と同じなんだ。
僕がみんなの心の傷を癒してあげる。
この世界でもできる事だ。
バチンッ
え?
いきなり電気が消えた。
なんでいきなり。
リオン
魔族に襲われてからはこういうトラブルが多くなってきているのです。
リオン
機械が壊れてきているのです。
よし。僕がみんなを守るんだ。
ん………………
(守るんだ!この世界の人々を。)
(笑顔にさせるんだ。)
笑顔にさせるんだ!
ふと声に出してしまった。
その瞬間
ピカーン
光魔法が使えた!
これをこうやって……
僕は指から出た光を膨らませて……
いけ!
この街にばらまいた。
当たりはすぐ明るくなり
そして僕に視線が集まった。
リオン
…………!!
子供A
ゆうしゃさま〜?
子供A
勇者様だよね!
子供A
ありがとう!勇者様!
……!!どういたしまして😁✌
君、お名前は?
子供A
僕はルーク!
ルークくん。どんな時も笑顔でね。
危なくなったら僕が助けてあげる!
ルーク
うん!^^*
リオン
勇者様。“守る”分かりましたか?
ありがとうリオン。おかげで分かったよ。
そして、僕は魔族を倒す。
リオン
心強いです。勇者様。
僕達は城に戻った。