さようなら。
学校が終わった。
僕は上履きを履いた。
僕がここまでなっているのになぜ学校に来るかと言うと
僕には夢があるんだ。
みんなの命を救う医者。
僕も救われた。
学校に行けるように。
輝く未来を歩んでもらうために
“自分のように”ならないような人生を
歩んでもらいたいんだ。
僕がかけて欲しかった言葉をかけてあげるんだ。
「大丈夫。一緒にがんばろう。」って
LGBTなどで悩む人達の人生を輝くものにする。
これが僕の夢。
そう、僕は非現実的なことが起こる漫画が大好きである。
いきなり地面が光った。
そのうち僕はその魔法陣に吸い込まれて言った。
周りに声が届いてない……?
そして僕は完全に吸い込まれた。
目が覚めるとそこは
とても現代とは思えない綺麗な空間だった。
目の前には階段。
その上には
……?
何を言っているか分からない。
なんで僕なんだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。