前の話
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-美しすぎる貴方-
私は日本の中でもトップ3には入る
有名ブランドの令嬢
決して格を損なうことなどしてはならない
全ては両親の為 だと思ってた
高校1年生の春が来た
私は両親とは違って
頭の良さに恵まれず
極一般の高校に入る事になった .
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学校の門に踏み入れるやいなや
「あ、あれ○○ブランドのご令嬢じゃない?」
「ほんとだ笑笑」
「令嬢なのになんでこんな偏差値低い学校に入ったんだろ」
「単純にバカなだけじゃない?」
「普通ご令嬢とかお金があれば何処の学校でも入れるはずじずゃない?」
「お金掛けてもらえなかったんだよ、絶対笑笑」
そんな声が彼方此方から聞こえる .
頭が良かったらな...
確かにお父様は私にお金を全く掛けない
娘なんて必要無かったから?
私がバカだから?
私なんて大切じゃないのかな .
なんて、
『みんな~!!!性格悪すぎだよ~』
「ジン様!!」
「今のは誤解です」
「お許し下さい」
急に回りの人が
頭を下げ始める
あの人が私の為に?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!