第9話
8
あなた
サーブの笛とともに侑はキュキュッと言う音とともにサーブトスを上げ、踏み切った。そしてこれでもかって言うくらいに飛んで、でもその手にはしっかりとボールがあり、ボールが目に見えない速度で相手側のコートに飛んでいった。
えっ!?あんなサーブどうやって取れって言うんだよ!侑が敵側じゃなくてよかった…
結局そのボールは角名君のところに命中し、一応あげたものの、コート外にボールが落ちてしまった。
『何?!侑ってこんなにサーブうまかったの!!?』
治「あぁあなたはあのサーブ見るの初めてだっけ」
『そうだよあんなサーブ取れるの??!』
治「まぁ見とけちゃんと試合にはなる」
どういうことや??まぁいっか。負けるよりかは。
ーピーッー
サーブの笛が鳴り、また侑の強烈なサーブが相手側のコートに飛んでいった。
すると
ボールは北さんのほうに行っていた。そこまでは良かった。いつの間にかボールが山なりになっていたのだ。
エッどうなっとるん?!
あやべ驚いてる場合じゃない!
そう気づいたときには角名君がトスをアラン君を上げていて…
ーバゴーンっー
恐ろしい音とともにこっち側のコートに落ちていた。
『は、はぁー?』
侑「あー点取られてまった」
後で侑がつぶやいている。
いやいやいやそんなことよりも何あのレシーブ安定したレシーブ!!そんでそこからの猛烈なスパイク!!ここ怖い、超怖いんですけど!!
治「だいじょぶかーあなた」
『うん、大丈夫じゃない⭐︎』
侑「あなたが壊れたw」
『何?あのレシーブとスパイク。で侑のサーブ!!スゲェ!!』
北「気に入ってもらえて何よりや」
『あ、北さん』
北「次、始めるで」
『はい!』
次は北さんがサーブだ。
侑「北さんはジャンプフローターや、注意しとき」
そう言われてますますゾクゾクする。絶対受け止める!
–ピーッー
北さんはジャンプをし、ボッと言う音とともにボールを押し出した。僕の力試しをするためかまっすぐボールが空を切ってきた。僕は集中し、ボールをじっと見る。
すると少し前でボールがクイッと曲がり、僕の体はそれに反応しさっと構えてふわっとボールを上げた。
侑の近くににちょうどボールが飛んでいった。侑はボールを丁寧かつ素早くトスを上げ、それは治の手に飛んで行った。
それは一瞬の出来事だったのだが、その前に角名君が少し遅れて追いついてきていて、ワンタッチした。
角名君もハイレベルだな
おっとこんなことを考えてはいけなかった。
僕はボールに集中する。北さんがカバーして、トスはまた角名君が打った
その先にはアランくんがいて…
真っ正面からブロックなしで打たれた。
ちょっと待って、僕のうで死んじゃう!
そう思いながらも僕はしっかりとレシーブの姿勢を正して、出来る限り不格好にならないようにした。
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すみませんちょっと区切りが悪いですがここで切らして貰います。今日は文章多くて読みにくかったと思いますがどうかお許しください!🙇♂️