第2話
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あなた
『久しぶりだなぁ』
そうこぼした僕の目には平凡な公園が映ってい
た。それは小学校の頃、毎日のように遊んでいた双子とよく来ていた公園だった。
『おはよー』
母「おはよう、ご飯できてるからね」
僕は洗面台に行って顔洗い、ダイニングの机に座った。するといつも通りの朝食を母さんが持ってきてくれた。
『いただきます』
いつも通り朝食を食べ学校の準備をし、慣れない通学路をたどった。
今日は初めて新しい高校に通う...のだが!
とーっても心配だ!いや、ねっだってさ初日で悪い印象付けたくないじゃん!て思ってるうちに校門に着いた...案外近いんだな、
やべえ緊張する...うん、でもここに立ってても余計怪しいし、とにかく入ろう。
エッエッエッ、ちょ、ちょっと待って!なんかなんかなんか見られてる。なんかこっち見てこしょこしょ話されてるし!ああどうしよう...と、とにかく職員室レッツゴー
その頃あなたを見た人たちは...
「ねぇあの子超イケメンじゃない」
「話しかけてみてよ」
「どこのクラスかな」
などと話されていました。
『失礼します、転校してきた秋月あなたです』
先「おぉあなた君ね。じゃぁ教室に案内するでついてきてな」
言われたままに僕は先生についていった。
廊下を歩いていると、
先「あなた君は一度、ここに住んどったんよな?」
『あ、はい一応小学校6年まで...』
先「そっかじゃぁ知り合いとかおるかもな。おっと、ここやで」
やべぇドキドキする。
僕は先生と教室のドアをガラッと開け、教室に入った。