あなた
あぁやっと終ったー。
次は部活だ。なんか今日は部活もやる気がない。いつもはバレーしたくてうずうずしてるはずなのに。バレーするのにやる気がないっていうのは初めてかもしれない。はぁ〜部室行くか。
バレーがめんどくさい。
バレーをしたくない。
バレーを休んでしまいたい。
バレーが"怖い"
ここまで思うのは本当に初めてだ。何か寂しい。
僕はぼーっとしながら部活、バレーをした。
今日やっと部活が終わり、みんな自主練に取り掛かろうとしていた。僕は初めて部活後の自主練をしずに帰ろうとした。しかし母さんが今日自主練が終わる時間まで帰ってこないの思い出した。仕方ないダラダラでもいいから自主練やろ。
『C君、自主練やろ』
C「えっあ、ごめん。今日〇〇先輩とやるんだ…」
『え、わ、分かった』
おかしい。C君いつも自主練誘うと喜んでついてくるでも今日は何か無理矢理断ったような感じがする。まぁいいやどっかのコンビニで時間潰そうかな…
結局自主練をやる気にもなんなかったから、コンビニや本屋に寄ることにした。
ー次の日
『ねぇねぇA君、ここってどう解くの?』
僕は数学の時間に行けなかったプリントの問題を仕方なく昼休みの時間にやっていた。
A「えっとね、教科書見ればわかるよ。ごめんこれから委員会なんだ。」
『あっごめん!忙しい時に話しかけたね』
A「ううん大丈夫」
うーん、ココの問題は何ページだったっけ、まぁペラペラと見ていくか時間あるし。
そして僕は地道に問題を解いていった。
あー終わった終わった。
案外簡単な問題で10分ぐらいで終わった。プリントをしまってトイレに行きたくなったので廊下に出た。するとA君が友達と話していた。
あれ委員会終わったのかな、まいっか。
そして僕はトイレに行くのだった。
『 B君、一緒にご飯食べよー』
B「ごめん今から用事あるんだ」
『C君のも一緒にドリンク作ってこようか?』
C「あー大丈夫だよ。自分で作る」
『D先輩(2年生の先輩)、これここにおけばいいですか?』
D「ああごめん知らない」
・
・
・
A「あなたとさぁ関わるのやめない?あいつ先輩に悪い態度とったんだろ?」
B「多分そうでしょ俺も関わるのやめる。」
A「Cも大変だよな同じ部活で」
あぁそうか、僕は嫌われてるんだ。だから避けられてたんだよな。まぁ僕が全部悪い。先輩に目をつけられたのは背が低い僕のせい、うざい態度をとった僕の声だ。自業自得だ。
孤独ってこんなに辛いんだなぁ。いつも侑と治が一緒にいてくれたからな。これからどうしよう、つらいなぁ。一人暮らしでもいいから兵庫に残ったらよかった。侑達と連絡する手段を残しとけばよかった。
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どうもはるです!やっと男主君の過去編も終わりに近づいてきました
そして次のお話のことなんですけども…合宿の話にしようと思います。そこで!合宿の一緒に練習する高校を皆さんにコメントで教えて欲しいなと思います。(一校だけ)ぜひリクエストお願いしまーす!(期間は12月10日までです。短くてすいません。)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!