隊員さんが何かを言うと中から医務室の戸が開いた
アオイ「待っていました、その人達がわざわざココに助けを求めに来たって人達ですね」
隊員の腕の中から、医務室の椅子の上へと下ろされる
どうしよう、あまり酷くない怪我だってバレたら……
アオイ「まずなにがあったのか教えてください」
アオイ「なるほど、そうでしたか」
アオイ「ではココが本来どんな建物かは知らないんですね」
アオイ「……とりあえず身体の怪我だけでも治療しましょう」
アオイ「おそらくかけられた術も数日のうちに消えると思います」
デタラメな話を信じてくれたらしい姿に
人としての良心が痛む
ごめんなさい嘘ついて……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。