第26話

𖤣𖤥𖠿𖤣𖤥 26
8,460
2020/11/23 07:42
夢主 side
その日の夜、いつものように3人で寝ていると急に菜乃が泣き出してしまった。
研磨は配信とかで疲れてるし、とりあえずあやそうと思ってリビングへと向かった。
寒いかなと思ってブランケットごと抱っこしてあやしてるけど、全然泣き止んでくれない。
夢主
夢主
菜乃、おっぱい飲む?
孤爪 菜乃
孤爪 菜乃
んやぁぁぁっ…ヒック…グスッ…
夢主
夢主
オムツは大丈夫そうだし…
ねんねできないかな?
孤爪 菜乃
孤爪 菜乃
うぅ〜…ヒック…ヒック…
夢主
夢主
怖い夢見ちゃったかな?
孤爪 菜乃
孤爪 菜乃
んやぁぁぁっ…あぅ〜…グスッ…
夢主
夢主
ごめんね…ママ、菜乃の気持ちわかってあげられなくて…
何をしても泣き続ける菜乃を見て、自然と私まで涙が溢れていた。
私が泣いても菜乃が泣き止むわけじゃないのに、ポロポロと涙は溢れ出す。
孤爪 研磨
孤爪 研磨
どうしたの?
夢主
夢主
グスッ…なんでもないよ?
起こしてごめんね?
孤爪 菜乃
孤爪 菜乃
わぁぁぁぁん…わぁぁぁぁん…
孤爪 研磨
孤爪 研磨
菜乃の気持ち、分からないの辛いよね
俺だってどうしていいか分からないけど、俺があやすからあっちで休んでいいよ
夢主
夢主
ううん…私があやす…
孤爪 研磨
孤爪 研磨
大丈夫、俺だって菜乃のことあやせる
孤爪 菜乃
孤爪 菜乃
わぁぁぁぁん…わぁぁぁぁん…
孤爪 研磨
孤爪 研磨
ほら、休んでおいで
少し疲れ溜まってるのかもしれないよ
夢主
夢主
ごめんね…ありがとう…
研磨が私たちのことをまとめて抱きしめてくれて、その優しさが身に染みた。
そして、お言葉に甘えて私は奥の部屋で少しだけ休ませてもらうことにした。
いつも支えてくれてありがとね、研磨。

プリ小説オーディオドラマ