そんなこんなで、最後は1番の厄介者
「 ジョングクさーん…起きてくださーい… 」
布団からぴょこっと出る寝癖はうさぎそのものだ
「 ジョングクさーん 」
jk「 うるさい… 」
「 朝ですよー 」
なかなか、起きないうさぎさん
「 バナナキックはお預けと…それじゃあ下で待ってますね 」
ジョングクさんの扱いには結構慣れている
jk「 やぁ… 」
jk「 まって…あなた 」
「 ジョングクさん、起きましたね 」
「 早く行きましょう、皆さん待ってます 」
うさぎの耳が垂れているのが見える
朝が弱いジョングクさんは、いつも1番最後に起こす
jk「 ぎゅー… 」
「 はい 」
手を広げて待っているジョングクさんの元に
近寄り、抱きしめられる
これは朝のルーティーンと言っていい程毎日行うこと
ジョングクさん曰く、これをしないと気持ちよく起きれないみたい
「 そろそろ行きましょう 」
jk「 むぅ… 」
jk「 おぶって 」
「 無理です 」
「 僕潰れます 」
僕の何倍も大きい筋肉が乗っかると毎回死にそうになる
それもお構いなしにしてくるから、もういつ死んでもおかしくないと思うんですよね
jk「 いじわる… 」
「 分かってます 」
一層、抱きしめる力を強くするジョングクさん
「 いたいいたいいたい 」
jk「 なら、おぶって 」
そろそろ僕の骨が悲鳴あげちゃう
「 はぁ…背中乗ってください… 」
jk「 いひ 」
「 落ちないでくださいね… 」
本当、厄介なうさぎさん
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!