th「 あなた〜 」
「 はい、なんでしょうか?」
俺の足の間に挟まって熱心に仕事をするあなた
ほんと真面目だよね
俺、寂しい
th「 かまってよ〜 」
「 今お仕事中なので待ってください 」
th「 遊んでよ〜 」
「 後ででお願いします 」
俺のことなんか目もくれずに作業をするあなたに
ムカついて、ちょっといたずらをしたくなった
「 ひゃっ…!」
「 テヒョンさん!」
th「 いひ 」
小さくて可愛いあなたの耳を優しく噛んだ
ひゃっとか言って女の子みたいな反応しちゃってる
うむ、かわいすぎる
「 っ今、仕事中です!」
th「 だってー遊んでくれないんだもん 」
「 だもんって… 」
呆れた顔のあなたにさらに俺の顔を近づけ、
キスできる直前で止める
「 ちょっ…// 」
th「 かまってくれない罰 」
「 テ、テヒョンさん…っ 」
もう、いっそチューしちゃおっかな
jk「 だめーーーーー!!!!」
th「 ブッヘ 」
「 テヒョンさん!!??」
ジョングクが追突した拍子に吹っ飛ばされた俺
空中にちゃんと飛んでるのが分かる
あ、俺これから天使になります。
その場に落ちた俺に鬼のような面相で乗っかるジョングク
jk「 ふざけんなです!ヒョン!」
th「 ちょっ、筋肉うさぎ重い… 」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。