jk「 あなたー疲れたぁ… 」
「 ジョングクさん、レッスンお疲れ様です 」
jk「 あーかわいいねぇ 」
ダンスの練習が終わり、
灰色の服に汗をたくさん付けたジョングクさんが僕の膝の上に倒れてきた
「 すごい汗ですね 」
jk「 あなたのために頑張った 」
「 armyの皆さんのためでもですよ 」
jk「 んふ、そうだね 」
少し火照った顔で僕なんかよりもかわいい顔をするジョングクさん
jk「 癒して 」
「 へ?」
jk「 疲れたから癒して 」
ジョングクさんの手が僕の頬に触れた
「 何をすればいいですか…?」
jk「 んーそうだな… 」
僕の膝に顔を乗せながら考えるジョングクさん
jk「 キスは?」
「 え?」
jk「 キス 」
急な爆弾発言をかましてきた
「 それ以外では… 」
jk「 これしかない 」
「 ちょっと僕には過激すぎます… 」
jk「 かわいいね 」
話が噛み合ってないのですが、
jk「 キスしてくれないと元気にならない 」
jk「 レッスンもやらない 」
「 ちょっ、ジョングクさんっ 」
jk「 僕にキス 」
ジョングクさんの大きな瞳が僕を離してくれない
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。