(ご飯食べた後の事です)By作者
あー。俺何してんだろ。
気持ちを伝えるなんて簡単だと思ってた。
だって好きって言えばいいだけだと
思ってたから。
一人の時はすぐに言える気がする。
でもあなたの前だとどうしても
恥ずかしくなる…
あなたの事を思うと
胸が苦しくてでもどこか甘くて
キラキラしてて…
ていうかなんで俺は少女漫画みたいな
セリフ言ってんだよ。
今あなたは隣の部屋にいるんだよな。
ガチャ ||.c( ゚ω゚`|
なんで言えねーんだよ!
でも聞かなきゃ!
お前好きな人いるの?って!
俺頑張れ!!!
よっしゃ!言えた!!
ドキドキ…
それは???
ガチャ ||.c( ゚ω゚`|
聞けて良かったー。
好きな奴もいないって言ってるし…
あ、でも俺の事好きっていうのは
ないって事だな…
いや!でも他の奴を好きなのよりは
いいじゃん!
ていうか普通はこれだけ聞いたら分かるよな?でもあいつ気づいてないっぽい…
まじの鈍感なやつか!?
まじかー。
ま、頑張るしかねーな。
あなたside
さっきのって絶対攻めてきてるよね…
気づいたらだめ。
分かってるけど認めたらだめなんだ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。