室「デビューか?笑」
『違う。進路、爆笑』
室「いや、ごめんツボがわからん笑」
高橋「こいつ大学行くらしいですよ!?」
室「え、どこ行くん?」
『東大』
室「嘘やろ!?!?」
『嘘』
室「えぇ、笑」
『でもな仕事との両立考えたら薬学部なんて無理な気がして、』
『でもまま安心させたいし先生に恩返ししたいから大学は行きたくって、だから関西に生かせる外国語学部の勉強をする笑』
室「え、もうすぐ高3やんな?いつの間に大きなってんねん笑俺のイメージ中2くらいで止まってるで!?笑」
『もうすぐ高3ですよ~早いですよね笑』
高橋「最近仕事も大変なのに勉強ばっかして、」
室「保護者かよ笑」
室「ってかあなたの事やしデビューしたかったって泣き付きに来るのかと思った笑」
『悔しくって寂しくって泣いててん。でもなあなた気付いてんあなたなべつに寂しくも悔しくもなかった。なにわ男子好き過ぎるんやわ笑』
室「寂しくないって言ったら康二が泣くから笑」
『なんか東京行っててつい7人のこと思い出すし、笑』
室「ってか風雅とどうなったん?」
『お友達。』
室「これからどうするん?」
『まぁこれからの活躍しだいっていうか未来しだいっていうか。笑』
室「ってかもう遅いし帰った帰った!!」
高橋「お邪魔しました!!」
『なぁ恭平?』
高橋「ん?」
『もうみんなご飯食べたらしいからご飯食べに行こ!!』
高橋「ってか、少しだけ、少しでいいから手繋ぎたい。」
『え?いきなりどした?笑』
高橋「このままじゃあなたも手の届かない存在になりそうだなぁって、笑
正直もう康二くんも手の届かない所に居る気がして、やからあなたは俺達がこの手を握って同じ歩幅で歩いていきたい」
『遠くなんて行くわけないやん笑』
高橋「これで安全やな。あなたは絶対に離さへん。」
『離れてもついて行く。笑』
高橋「ニタニタすんな笑顔に出すぎ笑」
『うるさい、笑』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!