『大阪やばいんちゃう?』
長尾「学校始まらん?」
『知らんけどあなた今日学校に呼び出された』
長尾「え、どんまいやん、あなた学校に荷物残しすぎやねん」
『え、荷物なら原付きで行けへんやん』
長尾「電車しかない」
『うわ、電車か、電車乗っていこか、』
長尾「俺あつ森しとくから気を付けて」
『電車乗ってるからオンラインしよな』
もうすぐ3年生に進級出来るであろう月見です。
何も言われてないってことは進級できます。
さすがにこんなに頑張って勉強して仕事してる人をダブらせる程悪い学校では無いです。
ですが緊急事態宣言が出そうな時。
「おいお前色々言いたいことあるから来て」
なんて言われて。いやまじなに?( )
『え、何?制服で行く?』
長尾「私服でええんちゃう?」
『あなた1人やんな多分』
長尾「もう私服で行って来たら?制服なんていいねんいいねん!クリーニング出しましたって言っとき」
『そやな』
『まじなんすか、?』
先生「お前キャリーケース2つも持ってきてるから気付いてると思うけど荷物!」
『いや、進級するんで進級先の教室に置いといてくれたっていいじゃないですか~』
先生「いや、なんかゴミかいるもんかわからん様な物ばっか出てくるから、!長尾は綺麗にして行ったのに、」
『私仕事だったんですって!』
先生「仕事でもこれは汚すぎ!触れへんから!」
『ルーズリーフなんでこれから挟むんです!!もう!ほんとに!』
先生「そんでお前は数学と地理のコマが1コマ足りひんのがあるから今から授業な」
『は、?聞いてない!!』
先生「1対1なんて贅沢やん」
めんどくさい担任の先生とあつ森のやりたい月見。果たして!!( とは )
先生「なんや、?嫌か?嫌ならええで?数学も地理も赤点にするし。お前だけやで終わってないん」
『まじ?謙杜終わったん?』
先生「もちろん。あなたそもそも出席日数足りてないから負けてあげてるのに、最低限の授業も受けてへんねんで?」
『嫌味っぽ!!忙しいねん!多忙!』
先生「黙って授業聞いてたら地理は終わったな」
『何この人!!まじしんど!!』
しっかり勉強して地理も数学も赤点回避したよ。
赤点取ったら謙杜とまた滝行いくわ。( )
いや、次は流星くんと行きたいな。( )
赤点取った人は強制月見と滝行になるかもよ( )
長尾「どうやった?」
『ほんまにくそ長いし、荷物バカ重いし、』
長尾「どんまい、笑」
『うっざ!ほんまに!なんなんこの人!』
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。