「 __休みは、無理だった、」
静まりかえる楽屋 。
取れなかったという事実を受け入れなかった
藤原「 なん、で 」
「 俺も、お願いした。けど無理やった 」
「 もうどうしよもならんねん… 」
みんな俯き、啜り泣きまで聞こえてくる 。
こんな状況がとても嫌だ
宮馬『 そっか、ありがとうございました 』
西畑「 あなた、? 」
宮馬『 無理なもんは無理やねん 』
宮馬『 できる範囲でしよや 』
大西「 ならさ、この後たこ焼き食べに行かん? 」
長尾「 行く、!! 」
宮馬『 いいやん!行こ!! 』
大橋「 あなたはええの?それで 」
宮馬『 ええよ。僕は今、みんなと居れるだけでいいんやもん 笑 』
宮馬『 それでたこ焼き食べよって嬉しすぎることやからさ 笑 』
道枝「 ほな行きますか! 」
宮馬『 どこ行く?おすすめある人! 』
みんなには笑ってて欲しいんよ。
下を向くんやなくて、前を向いて欲しい
どんなに無理でも
否定されても
必ずいい方法はあるから。
僕のも同じ。
治る可能性ゼロなんて言われてない
移植しなくても治る可能性はある
それを願うだけ。
ただ、それだけのこと。
宮馬『 丈くん置いてくでー笑笑 』
藤原「 … 今行くから!笑笑 」
僕のせいで、みんなが苦しむのはやめてな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。