第3話

服を借りるの続き
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2020/03/15 17:06
芙美香センパイ
芙美香センパイ
わっ‥笑々菜ちゃん泣かないで、
私(笑々菜)
私(笑々菜)
うぅ‥すいません
芙美香センパイ
芙美香センパイ
えっと、選手に借りるのやっぱり難しい?
それとも里夢の言い方がキツかった?
私(笑々菜)
私(笑々菜)
いや、自分が情けなくなって‥


ザッザッ
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
あ、あの‥
後ろからやってきたのは同い年の矢凪だった

矢凪くんは席が隣で何だかんだ話したとこはあった。
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
傘、持ってないっすか?
遠距離マシン濡れちゃうんで‥
芙美香センパイ
芙美香センパイ
あ!折りたたみ傘なら一本持ってるけど‥
そう言って芙美香センパイは鞄を漁りはじめた
私(笑々菜)
私(笑々菜)
💭泣いてるとこ見られた、気まずい
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
服着替えないの?
私(笑々菜)
私(笑々菜)
え、あ‥着替え持ってなくて
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
俺言ったろうか?服貸してあげてって
私(笑々菜)
私(笑々菜)
あ、うん言ってほしい。
芙美香センパイ
芙美香センパイ
あった!あった!
芙美香センパイ
芙美香センパイ
はい。
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
あざっす、、じゃあ、待ってて
芙美香センパイ
芙美香センパイ
??
と言って矢凪はマシンの方へ行った
芙美香センパイ
芙美香センパイ
ねぇ、なんであの子最後待っててってタメ口だったのかな笑
私(笑々菜)
私(笑々菜)
あ、それは私にで‥服借りてきてくれるみたいで
芙美香センパイ
芙美香センパイ
え!そうだったの笑
勘違いしちゃった‥笑
マネ室の扉があいて里夢センパイと琴音が顔を出した
里夢センパイ
里夢センパイ
ねぇ芙美香〜ってまだ借りに行って無かったの?
芙美香センパイ
芙美香センパイ
あ、矢凪くんが借りてきてくれるみたい
琴音
琴音
借りてきてくれるって自分のじゃないって事ですかね?
私(笑々菜)
私(笑々菜)
あ、たしかに‥
矢凪が服のようなものを持って走ってきた
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
はい、これ。大光のだから‥
私(笑々菜)
私(笑々菜)
あ、ありがとう。
琴音
琴音
ねぇねぇ、なんで自分のは貸さないのー???
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
は?
琴音
琴音
だから!なんで自分のじゃなくて大光君の持ってきたの??
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
自分の服人に着られるの嫌いだから
里夢センパイ
里夢センパイ
え、なにその変な理由
ほんとに矢凪君野球部?
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
そーゆーのなんすよ俺
矢凪(やなぎ)
矢凪(やなぎ)
じゃあ、使わなくなったら大光に返しといて
私(笑々菜)
私(笑々菜)
あ、ありがとう‥
矢凪は選手倉庫の方に行った
里夢センパイ
里夢センパイ
じゃ、二人ともいつまでも屋根の下で雨宿りしてないでマネ室入んなよ。笑々菜はトイレで取り敢えず着替えて来なね
私(笑々菜)
私(笑々菜)
はい、わかりました
琴音
琴音
じゃあ着替えたら早く中来てね!
私(笑々菜)
私(笑々菜)
うん‥



トイレで着替えようと渡された服を着たとき
明らかに大光くんでは無い匂いのする服だった。
(私あの時本当に誰の服着たんだろう‥)
田舎こはな
田舎こはな
服の話はこれで終わりです笑
ほんとにマジなんですよ笑
マネージャーやってると匂いで区別することってあるんです。話の中に出てくる大光くんは花お香りみたいないい匂いの柔軟剤の子だったんですけど、
私が着たのは全然違う匂いの服だったんですよね。いったい誰の服だったんだろう笑
ちなみにこの矢凪くんは本当に席が隣でした。
この子は寮生の子で遠いところから来てるって言う話を入学当初にした思い出があります☺
田舎こはな
田舎こはな
では、ここまで読んでくれてありがとうございました☺
またよろしくお願いします。

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