あなたside
_____________________
今日から林間学校.
バスで近くのコテージみたいなの借りてやるんだって。
ゆい 「え、なんでバスの席あなたの隣じゃないの」
ゆ 「としみつ隣だよ?」
ゆい 「はっ?ちょっ、としみつ代わってよ」
と 「嫌だね」
て 「親じゃんw」
ゆい 「親で悪いか!私はあなたの親だ!」
り 「やばい人だよ」
ゆい 「誰がやばい人だ」
バスの中は賑やかだ.
まだゆいとりょうくんは言い合いしてる.
幼なじみ……だっけ?
ゆいは「言い合い結構するよ?」って言ってた
これが喧嘩するほど仲がいい。だね
そうこうしてるうちにコテージへ着いた。
___________
バスを降りてふとゆめまるくんの方を見ると、
顔が青ざめてた.
え、バス酔い?青白すぎる…
まぁそれは置いといて…
ポツーンと突っ立っていると誰かに話しかけられた
? 「ね、同じグループだよね?」
あなた 『え、あ、はい』
そら 「そらです!仲良くしてね」
あなた 『うん…よろしくね』
と 「あなた~誰と話してんの?」
あなた 『同じグループだって』
そら 「よろしく!」
そら 「名前呼び…もしかして、彼氏…?」
あなた 『え、あ、いや、違……』
と 「そうだけど」
ちょっ、待て!
私はとしみつくんにコソッと話した
あなた 『な、なんで勝手なことを…』
と 「言っとかないと取られるじゃんあなたが」
あなた 『え、あ、いや、』
と 「彼女のふりしとく?」
と 「てか、しといて」
あなた 『へ?』
後編へ続く…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!