虫眼鏡side
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今日は2月14日。
世間はバレンタインデーか…
まぁ特に何も変わらない1日を過ごす。
隣ではゆめまるが…
ゆめまる 「あー!チョコ欲しぃー!」
って嘆いてる。
しばゆーはと言うと、
以外にも結構貰っている。
ゆめまる 「俺らだけじゃね?貰ってないの」
虫眼鏡 「確かにそうだね」
ゆめまる 「冷静すぎない?」
虫眼鏡 「まぁ諦めてるし」
まぁ貰えないって分かってるし。
隣のクラスだと…
としみつとりょうは貰ってそうだな.
てつやも貰ってそうだけど。
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放課後.
特になにもない普通の1日だったな。
そう思いながら廊下を通っているとあなたちゃんらしき人物が。
虫眼鏡 「どうしたの?あなたちゃん」
あなた 「あ、虫さん」
虫眼鏡 「誰かに用?」
あなた 「あの、これ…」
渡されたのはなんとチョコだった。
あなた 「いっぱい作りすぎちゃって…ゆめまるくんにも渡しといて欲しい。しばゆーくんにも。」
虫眼鏡 「ありがと。」
僕がそう言うとあなたちゃんは走っていってしまった。
いっぱい作りすぎちゃって…みたいなこと言ってたけど、そんなことは気にしてない。
…あなたちゃんならいいかな……なんて。
そう思いながら家に帰った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。