日「あなた~起きて~学校行くよ!?」
貴「え!もうそんな時間!?」
日「いや、まだ時間あるけどね(笑)」
貴「あるのかよー!なら、まだ寝てていいじゃん!?」
日「だーめ!あなた、今日から男の子になるんだから。」
貴「え?今なんて?」
日「今日からあなたは、男の子として学校に行ってもらうよ!!」
貴「えぇ!!そんな、むちゃな!!?」
日「むちゃじゃないよ、私もいるし」
貴「んー、姉貴が居るならいいかぁ…」
日「んじゃ、これ、はい、着替えて!」
貴「急に!?」
日「だから、今日からだって(笑)」
貴「ふぁーい」
5分後
貴「姉貴ぃ~こんなんでいい?ってか、ネクタイ結んでー?」
日「うんうん、大丈夫。ネクタイね、今日は結んであげるけど、次から自分でね」
貴「頑張るわぁ~」
日「よし、行こうか!!」
パチんッ
貴「な、なに!?」
貴方side
姉貴、なに指鳴らしてんだよ…!!
リング上
目の前では、7人の男の人が闘っている。
ちょっとこれ、どういうこと!?
嫌だよ!?わた、僕は闘わないよ!?
カミヤマside
あ、あの子に助け求めよう!!!
神「た、たた助けて下さいぃぃ...!」
どうしていいか分からない君に、僕は話しかけた
貴「え、あ、な、なに!?」
男の子だよね!?!
めっちゃかわいい…
神「あ、あの、すいません、カミヤマです!僕、今日この学校に転校してきたばかりで...なのにいきなりリングの上にあげられて...」
ビリビリビリビリ
な、何の音!?
中「ついにこの力を使う時が来たか...!これが僕の秘められし能力!...ナカマ玉や!」
貴「メガネくんなにしてんの??」
なんで、君はそんなに冷静なの…!?
桐「あ、写真撮ってもええかに!?」
こんな時に写真!?
中「ほら、お前ら!ビビったんだったらさっさと降参しろ!」
挑発されてムカついたのか強そうな2人がナカマ玉を持っている人に飛びかかった
うわわあああ…
貴「ちょっと暴れないでよ~」
なんで、怖がらないの!?
眼鏡の人が持ってた玉はボールへと変わって転がっていった...
あのメガネさんは何がしたかったの??
貴「メガネくんどうしたかったの??」
僕も今、同じこと思ったよ!!
重「ねぇ、ねぇ、ちょっと、ちょっと、ちょっと」
桐「なにぃ?」
重「あの、お取り込み中のとこちょっとええかな?」
桐「ぅーん、よかろう」
どうしたの??
1人の男の子が声をかけたお陰で喧嘩的なのはとりあえず静まった…
その子のまわりに闘ってた人達が、集う
神「僕達も話聞こ!」
とりあえず、僕は君の名前が…
貴「あ、おう」
重「何で俺ら闘ってんの?」
小「は?そんなん知らねぇよ、こっちが聞きてぇよ」
答え方が怖いよ…
濱「なんでだ…??俺もよく分からない...」
桐「ほんなら、あちきらノリで闘っとったかね!そら、いかんないかん!もぅ、切腹じゃ!(笑)」
中「へ、この人なんかおかしくなってる...大丈夫??」
うへーーーん!!!
神「どうして転校生同士で闘わないといけないんですか泣」
流「無意味な闘[あらそ]いは私の美学に反する」
何言ってんのこの子!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。