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僕は炎の柱を鬼にしてから屋敷に戻り、四葉の服に付けてる無線機に向かって音声メッセージを憂兄に送った。
てか天兄真顔で『草』とか言ってるのウケる。
なんだ此奴、エスパーかよ()
…あー、また実験しないと。今回よりもスムーズに人間を鬼にする方法を。
ま、今までの実験方法でも炎の柱までの強さの人間は鬼に一応出来る事が分かったしね!
僕が天兄に言うと、天兄は『だる〜』って言った。だからマジビンタを何発かお見舞しといた★
『マジで此奴正気か?』とでも言いたそうな顔をまたした天兄。『マジビンタもっとお見舞いしたろか?』って言ったら静かに来たけどね。
…ん〜…
前入れたのは使い易いけどその分質は落ちる、みたいなのだけど、質を上げるとするなら前の鬼化の時みたいに邪魔が入った時にどうしようも出来ないからなぁ…
ふ、と思い出した空音の職。
空音は地獄…つまり、鬼と関係する場所で仕事をしてる。血針草、即ち血を吸う草。
そして、血針草は地獄の針山に生えてる薬草。
…よっしゃあ!!!!
これで鬼殺隊崩壊に近付ける…!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!