第2話

279
2021/07/13 05:05
鈴音
鈴音
ねー天兄!
暇なんだけど〜
天音
天音
それなっす
…あ、じゃあいっちょ、殺し遊びに行く?
鈴音
鈴音
いいじゃん!!じゃあ行こ〜
あー、暇〜…
…あ、僕が誰だって??
僕は鈴音。僕って言ってるけど一応女子…と言うか女子は見た目で歳は軽く一億歳は超えてるんじゃない?だって僕、____から来たんだもん、歳は数えてないけどそんくらいは経ってるはず!
天音
天音
りん〜?どったの?
鈴音
鈴音
…ううん、何もない!
行こ行こ!
天兄に言われてハッ、と僕は我に返る。
いやー、昔の事なんて掘り返しても意味ないよね。
鈴音
鈴音
ほらほらー、こっちこっち!
そんな事してても当たらないよ?
鬼殺隊員
鬼殺隊員
クソっ…!!なんで…!!上弦でもない…や、つ…に…
天音
天音
それは君らが弱いからじゃない??
もっと鍛錬した方がいいよ?…あ、もうそんな体じゃ無理だね、ごめんごめん!
鈴音
鈴音
君らは『任務』と言う名の『台本』に従ってよね?でもさ、『台本通りにやった事』だけが真実とは限らないよね〜!
鬼殺隊員
鬼殺隊員
グゥ…!!おま、え、ら…!
必、ず…ころ、す…か、らな…!!
なか、まが…強く、なって!
…ハハッ、馬鹿なのかな?
僕らの事、何百年鍛錬したって倒せないのに!!と言うか指一本でも触れないよ?
あ、言い過ぎちゃった??ごめんごめん、この人達、雑魚過ぎて話にならないんだもん!
天音
天音
多分君ら、今の自分よりも強くなれないよ?
限界、決めちゃってるもん!
鈴音
鈴音
それな!
僕らがこんな会話をしてたらもう死んじゃってた、残念、残念!
だって僕、最近人形に毒持たせて人間を殺す実験してるからさ。だから実験体にしよっかなって!
…あ、なんか目の瞼がピクピク動いてる。
きっしょ。
鈴音
鈴音
…天兄、お金何円持ってきてる?
天音
天音
えっと…あ、十万位しか無いけどだいじょぶそ?
鈴音
鈴音
だいじょぶ、だいじょぶ!
何時ものとこ行くだけだから!
天音
天音
そして『皆』に買ったものをあげるんだよね?
うわ、天兄勘良すぎでしょ?!
まあ分かってくれてる方が行きやすいんだけどね?
鈴音
鈴音
まあそうだけど…
天音
天音
じゃあ行こ!
天兄はほら〜、と手を軽く振りながら僕より先に行ってる…と言うか僕も早く行かないと!じゃないと天兄に全部買われる…

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