テオ目線
お、落ち着かない…
じんたんのお家の人の番号知らないし…
ぷるるるるるる
ん?電話?
"みや"
よかった…
じんたん…
じんたん、じんたん、じんたん、
俺は何も感じなかった。
ただ、夕飯食べよっかなと。
お茶漬けを、味のないお茶漬けを、
口の中に流し込んで
シンクに皿を片付けた。
水道を流した瞬間、
溢れ出てきて、、、
じんたんは俺とのことなんてわすれた。
あの楽しい日々も、
甘酸っぱい青春も、
あの第二ボタンも、
何もなかったかのように、
終わった。
俺は、声を殺して
水道水の中に涙をごまかして
ひたすら泣いた。
❃あ、終わりじゃないよ?w
ちゃんと続きあるからさ、最後までみてちょ。
それでは!また次回!
byさきいか
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。