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第4話

第3話:中学
59
2020/07/23 06:22
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
あいつ、あいつ…!
僕は保健室を出た後、廊下を半ば逃げるように走っていた。
先程の男子生徒___彼は、中学の時…
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
あの”いじめ”、忘れるものか…
そう。
中学の時、僕は彼にいじめられていた。
思い出したくもない過去。
消し去ってしまいたい過去。
それが今、鮮やかによみがえった。
______________________
男子生徒
ほらぁ、夜霧くんちゃんと拭いてよ
男子生徒
ははっ‪w
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
…ッ
トイレ掃除をさせられていた僕は、彼らの汚した床を拭いていた。
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
(なんで僕がこんなこと…)
男子生徒
んー?なんかお前、「なんで僕がこんなことしないといけないんだ」的な顔してんな
男子生徒
ウケる‪w
男子生徒
お前は雑用係なんだ…よっと
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
…!?痛ッ…!!
男子生徒のひとりが僕を蹴った。
バシャッッ!
男子生徒
あーらら、濡れちゃったー‪w
蹴られた衝動でバケツをひっくり返してしまった。
男子生徒
じゃ、掃除よろしく〜
男子生徒
夜霧って雑用の才能あるんじゃね‪w
男子生徒
それ‪w‪w‪w‪w‪w
(ガラガラ……ピシャッ
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
……ッ
僕は熱心に床を拭き続けた。
______________________
思えばあの時から、人と関わることに拒絶反応ができたような気がする。
関わっても辛い思いをするだけではないか?
人にまた、都合のいいように扱われるだけではないか…
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
はぁ…でも、プリント貰いそびれちゃったな
戻ろうかどうか迷う。
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
花打!!!!!
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
!?
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
せ…先、生?
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
はぁ、はぁっ、はっ…よ、良かった、まだいて
さっきの保健の先生だ。
そうとう僕を探したのか、額にはうっすら汗が滲んでいる。
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
す…すみません、さっきは急に…
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
ん?ああ、いいんだ
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
それよりプリント。ごめんな
先生は僕にプリントを渡す。
受け取ると、あの彼の声が廊下の奥から聞こえた。
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
(か、隠れないと、隠れないと)
僕は柱を探すが、あいにくここの階の廊下に柱はなかったことを思い出した。

と、僕の腕が誰かに引っ張られた。
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
しーっ……こっち
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
!?せ、せんせ…?
先生は僕を図書室へと引っ張った。
図書室には誰もおらず、入った瞬間に
男子生徒
あれ?さっきまで誰かいた気がしたんだけどな
という彼の声が響いた。
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
…せ、先生
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
ん?……バレちゃうぞ、いいのか?
先生は本棚の陰で僕を押さえている。
いや、正確に言えば、「見つからないようにかくまってくれている」。
先生の心音が聞こえる。
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
嫌なんだろう…彼が
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
花打 夜霧(ハナダ ヨギリ)
!……ッ、なんで、知ってるんですか
裏坂先生(ウラザカ)
裏坂先生(ウラザカ)
わかるよ。それくらい
(ガラガラ
誰かが、入ってきた―――
――――――――――――――――――――――――――――――
おゐも(作者)
おゐも(作者)
はい
梨なし(相方)
梨なし(相方)
はい
おゐも(作者)
おゐも(作者)
.........。
梨なし(相方)
梨なし(相方)
.........。
おゐも(作者)
おゐも(作者)
おなかへったね!!!!
梨なし(相方)
梨なし(相方)
あ、うん。せやねぇ.........(  '-' )
おゐも(作者)
おゐも(作者)
ってわけで寝てくるね!!!(˙◁˙)
梨なし(相方)
梨なし(相方)
前後の文脈あってない(˙◁˙)
おゐも(作者)
おゐも(作者)
おつゐも!
梨なし(相方)
梨なし(相方)
おつなし

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