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第29話




今朝、人工太陽が登ったときを便宜上「朝」と呼ぶのだけれど、ともかく今朝、わたしはうまく酸素を取り入れられませんでした。呼吸ができませんでした。
そろそろか、と自然に思い知らされました。



「ローレライ?!」


霞む視界で、シュウトが駆け寄ってくるのが見えました。顎を上向かせてくれると、多少気道が確保されました。


「どうしたの、ローレライ、おれ何かした?」

大丈夫。君はなんにもしてないよ。

ただ--今から話すこと、全部、記録しておいてくれないかな。








そして、わたしが死んだあとの世界にばらまいて。