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ドキッ
ずるいよ。
そんなこと言って
((さくらちゃんとジュンの笑ってる姿が浮かぶ。))
は。。。。
なんか口に出てしまった。
なんで?なんで?なんで?
ドキッ
もうわかってしまいそう。
胸が締め付けられる。
そして胸がいっぱいになる。
気づきたくない。
認めたくない。
認めてしまったら……
ドキッ
ドキッ
やばい、繋いでしまったら。
でも、離れたくない。
触れたい。
よし。
~歩く~
✨ドーンッ!!🎆
🎆ドーンッ!🎇🎆
((花火を見ているじゅんの横顔を見る。
もう気づいてしまった。
私はじゅんが好きなんだ。
楽しそうな顔も、花火を見ている横顔も。
謝ってた時の真剣な顔も、照れて恥ずかしそうな顔も。
全部全部好きなんだ。
取られて欲しくないんだ。
認めてしまったら……この距離変わってしまうのかな。
伝えてしまったら……この距離変わってしまうのかな。
この手から全て伝われなんて思ってしまう。
もう認めないなんて無理だよ。
私はじゅんが好きだ。
恋ってこんなに甘くて苦いんだ。。。。。。
握るのが強くなった。
ドキッ
それだけで胸がこんなに弾むなんて
私も強く握り返した。
こんなに花火が綺麗に見えるなんて……
……続く。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。