第38話

偽事実
201
2020/01/13 16:02
あなた

はぁ。
今日学校行くのだるいな。。。

昨日の夜、学年の掲示板に匿名で


私とミンギュくんが買い物に行った写真が



ばらまかれていた。



『スクープ!!転入生に美人彼女が!?』



はぁ。。。。。


みんなに説明しなきゃな。。。

じゃないとミンギュくんが可哀想。



そしてジュンに勘違いされるのが一番嫌だ。。。
あなた

行ってきまーす


いつもとは違う重い足取りで家を出た。
じゅん
じゅん
おはよー
あなた

あ、ジュンおはよぉ!!

いつもと同じ様に明るく過ごさなきゃ!!


でもジュンはいきなり、私の傷口をえぐるように、




じゅん
じゅん
昨日のってほんと?

ほんとに遊びに行ったの?

思わず、全部否定したくて、


遊びに行ったことも否定したくて、

あなた

全部違う!!!!



怒鳴ってしまった。


でもジュンは
じゅん
じゅん
そっか。
なんかホッとしてる。

まぁ勘違いが取れたならいっか。


そこから普通にイロンとも会って、


学校に向かった。


イロンには全部の事情を説明した。

イロン
イロン
大変だったねー💦



そして教室のドアを開けた瞬間

ギラっ!



みんなの視線は私だった。
ミンギュ
ミンギュ
あなた!!
おはよー!
なんでこのタイミングかな。。。。
あなた

お、おはよー

女子達
ねぇ、あなたちゃん。

ミンギュくんと付き合ってるの?
あなた

付き合ってないよ!!
ミンギュくんの友達にあげる服を悩んでたの!!
そーだよね?

ミンギュ
ミンギュ
俺は違う。
あなたに服を選んだ!!
何嘘つくの?
俺らはもうそーゆー関係じゃん!!
あなた

何言ってんの??違うじゃん!!

じゅん
じゅん
あなた嘘ついてたの?
遊びに行ったの?
あなた

あ、ジュン。

違う.....違うの。

じゅん
じゅん
何が違うんだよ!!

ジュンが私に初めてキレた。

その言葉ひとつひとつは私の心に強く刺さった。
ミンギュ
ミンギュ
ジュンくん!!

見て!!あなたにあげた服。
(前回の話のミンギュが撮った写真を見せる。)

似合ってるでしょ?
じゅん
じゅん
あなた、ごめん

もーなんなんだよ
ジュンが自分のクラスへ戻った。


ジュンがいるだけでいいのに。

じゅんが居なくなった。

涙が止まらない。

苦しくて苦しくて止まらない。
あなた

ミンギュくんありえない。

涙がこぼれないように一生懸命屋上に走った。





______________________________________



【ジュンside】

あなたの全部嘘って言葉信じてた。


信じたかった。


でも学年はその噂ばかり。

グクは大丈夫信じようって言ってくれていたけど、


不安で不安でたまらなかった。
さくら
さくら
ジュンくん!!

これみて、

((ネックレスを付けてる距離が近い写真を見せる。


もう確実に付き合ってるよね。


お似合い!!


"お似合い"

その言葉が僕の心をえぐる。


じゅん
じゅん
それは嘘なんだよ。

教室行って確かめてくる。




思ってた空気とは違かった。


ミンギュ
ミンギュ
俺は違う。
あなたに服を選んだ!!
何嘘つくの?
俺らはもうそーゆー関係じゃん!!



"そーゆー関係"

ミンギュの言葉がこだまする。



苦しい。


どんな事よりあなたが嘘をついたのが苦しかった。


僕の人生はあなたが全て関係してた。


僕の口から出た言葉は思った以上に鋭くて

あなたの心を傷つけていたと思う。

それだけでも胸が痛い。

じゅん
じゅん
もーどーにでもなれ。


そー思っていた。


______________________________



あなたside




屋上で泣いた。



声がかれるほど泣いた。





ジュンに勘違いされたこと。




それが一番苦しい。



イロンはずっと隣にいてくれた。

大丈夫ってずっと言ってくれた。






























そして私は3日間ほど休んだ。

精神的にも体力もダウンしてしまっていた。



ようやく学校に行けた日には

もうジュンとは一緒に行かなくなっていた。


風邪をひいたら必ずお見舞いに来てくれていた。

それもなくなってしまった。


より思い出して辛い。

でも今日は学校に行くって決めたんだ。
イロン
イロン
あなた、おはよー!!
あなた

迷惑かけてごめん!!
おはよー!!

イロン
イロン
クラスのみんなには言っておいたから、

ミンギュとは付き合ってないって。

ただ。。。。。

ミンギュはあなたに好意があるらしいのね。

だから言ってしまったんだって。
あなた

あ、そなんだ。

ありがとう。



学校でジュンに会ったら

どんな顔をすればいいのか分からないまま

学校に向かった。














……To be continued

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