テヒョンの好きな人ってあたし!?
あなたさん!壇上まで来てください!((司会
え、え、どうしよ、、
壇上にて
え、ちょちょちょ、
こんなとこで言われたら断れないじゃん....
どうしよ、、
しーんと静まり返った体育館の中で悩む。
えーでもこれは言うしかないよね、
そう言ったとたん、体育館の中が歓声に包まれた
それと同時に、テヒョンにハグされた
私は、そんな素っ気ない返事しかできなかった
ああ、どうしよ、、
心の中は不安でいっぱい。
ユンギが好きなのに。
「ヒューヒュー」
「お前やるじゃーん」
そう聞こえてくる観客の方を見ながらチラっとユンギの方を見ると、
少し悲しそうな顔をしていた。
遠くてはっきりとは見えなかったけど。
でも、なんでだろ?((←鈍感ちゃん
ユンギside
テヒョンがそう言ったとたん、俺の体には衝撃が走った
なんでかって?
あなたが好きだから。
正直言って、あなたは優しいし、
こんな状況だから多分OKするだろうと考えた
やっぱりな
そうだろうなとは考えていたが、やはり胸が痛む。
でも、俺は諦めない。
絶対に
テヒョンside
俺はあなたが好きだ。
無邪気な笑顔が可愛いくて、
強がりだけど本当はもろい。
そんなあなたを自分の物にしたいと思った
でもこんな気持ちも心の片隅に置いていたある日、
先生から呼ばれた
これはチャンスだ!と思い、応募した
といった流れで今に至る
あなたがそう言った瞬間、
世界が滅んでもいいと思うぐらい嬉しかった。
だから、絶対にあなたを離さない
そう、誓った
えー只今の結果、
92デジベル、
最高得点です!!
おめでとうございます、テヒョン君!((司会
俺はそんな事に耳を傾けられないほど嬉しかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。