「はぁっ、じょう、じょー、」
『名前呼ぶなってっ、いってるやろっ、』
「っ、ごめっ、あ、まって」
俺はまだいってないのに、丈はいってすぐ抜いてしまった。
「おねがいっ、丈、最後までちゃんとして」
『うるさいねん、』
「おねがっ、せめていかせてやっ、」
丈は大橋と付き合ってて、大橋のことが大事で、俺はただ欲望のまま抱かれる性処理係。
それでも良いから丈との関係が欲しくて、こんな関係を続けてる。
俺は丈が好きだけど丈は俺を好きじゃない
『泣くなや、面倒臭い、』
「でもおれ、いってない」
『ほんまにそうゆうのやめや。本気にされても困んねんって』
「…、ごめん」
『じゃあ帰るから。』
〜リチャードside
今日はリハ。末澤の顔みたらすぐ分かった。
昨日は丈に抱かれたんだ。
俺は全部知ってる。末澤が丈のことを好きなこと。
丈と大橋が付き合っていること。
末澤が丈に抱かれていること。
そこには愛がないということ。
いつも抱かれた次の日はホンマにわかりやすくて、
幸せなのか不幸なのかわかんないみたいな顔をしてる末澤。
でも今日は違った。
明らかに不幸を前面に出した顔をしていて、なんかあったんだなとすぐに察する。
今日なにわ男子もいるリハやったから、休憩時間に丈を呼び出す。
『なに、』
[昨日したんやろ?]
『だから。なんやねん』
[なんで怒ってんねん、したんか聞いただけやん]
『今日大橋もおんねん、ここでする話ちゃうやろ』
[なんやねんお前]
『は?』
[そんなに大橋が大事ならなんで末澤抱くねん]
『っ、大事やから、無理やりできひんねん』
[ふざけんな、末澤の気持ち利用すんなや]
『初めにだけ言うたんは末澤や』
[それでも末澤の気持ち利用してるんは事実やろ]
『、』
[知ってんねやろ、末澤が丈のことすきなん]
『知ってるよ、お前が末澤を好きな事も知ってる』
[は、]
『だからこんなに詰め寄ってくんねやろ、』
[…そや]
『何?聞こえへん』
[せやからっ!もう抱くな!俺が大切にする!]
『は、』
[次末澤のこと抱いたら、大橋、知らんで]
『おまえっ!』
脅しみたいな、かっこ悪いことしてしまったけど、それだけ言ってその場を去る。
大橋を引き合いに出せば、丈はもう絶対末澤に手を出さない。
それが末澤にとって、いいことなんかは分からんけど、もう俺が大切にするって決めたから。
疲れた顔の末澤に声をかける
[なぁ今日暇なん?]
「え?」
[この後、家こん?]
「あぁ、」
[サシで宅飲みしよや]
「、うん、行くわ、」
俺が全部知ってることを知ってる末澤は、もう隠そうともしてないのか、素直に俺の誘いに乗る。
リハが終わって、家にむかう。
[どーぞ、]
「おじゃましまぁす、」
[何飲む?色々あるけど]
「ビールでええわ」
[ん、]
「さんきゅ」
まずは普通にテレビを見ながら、コンビニで買ってきたつまみを食べてのんびり話しながら過ごす。
そしてしばらくの沈黙
「なぁ、昨日な」
[あぁ、]
沈黙を破ったのは末澤で、ポツポツと昨日あった丈との出来事を話始める。
泣きそうになりながら話してる末澤を見てるのは心が痛かった。
[で、その後どうしたん]
「なえたから、なんも。」
[ふ〜ん、、なぁ、もうやめたら?]
「?」
[もう丈に抱かれるのやめ。]
「っ、でも、」
[わかるよ、好きなんは、けどもうやめや]
「……」
[っ、俺が抱いたるから]
「、は…」
[末澤、俺じゃあかんの?]
ソファに座ってた末澤の肩をポンっと押して倒す。
抵抗されたら、辞める。そうおもってたのに、末澤は抵抗しない。
[俺は、大切にする]
それだけ言って、深いキスをする
末澤はキスが下手だ。きっと丈との時、キスなんてしないんだろう。
苦しいという合図をされて、口を離すと息が上がっていて、涙目な末澤。
[すぐ忘れろって言わんから、今だけは俺だけのこと考えて。]
「、うん」
末澤の服をぬがせて自分も脱いで、お互い丸見えの状態になる。
指を入れてならそうと思ったら、もう昨日の行為でそこはゆるゆるで。
それでも、少しでも負担を和らげるために指を動かす。
「んっ、りちゃ、なにっ、それ、そんなとこっ、」
[知らんの?指でここ、ならされたことない?]
「ないっ、んっ、なんかっ、きもちっ、」
指で慣らされたこともないのは正直びっくりした。
ホンマに欲望のまんまやられてたんだと思うと、すごく心が痛いし、怒りが湧く。
[もうそろそろ、いれていい?]
「っ、うん、」
[痛かったら言ってな]
「…うん」
ゆっくり、入れていく、顔を隠す末澤の手を奪い取って、恋人繋ぎをして、顔をよく見る。
目から落ちる涙。
[痛い?]
「ちがっ、こんな、はじめてっ、」
[え?]
「そんな目で、見られたんもっ、っ手繋いだんも、入れても痛くないんも、はじめてやねんっ、」
[…]
「大事にされたんっ、はじめてやっ、」
[すえざわ、もう俺にしか抱かれんな]
こつんっと末澤の奥に届いた俺のもの
「んっ、」
[気持ちい?動くで]
「きもちっ、んっ、あっ、んっぁ」
[やばぃっ、すえざわっ、]
「せいやって、よんでっ、りちゃっ!」
[っ、…せいやっ、俺が大切にしたるっこれからずっとっ]
「んんっっあっ、いくっっりちゃっ、いっ、」
2人ともいってから、沈黙が続いた。
やっぱりその沈黙を破ったのは末澤で。
「全部、初めてやった、」
[…]
「りちゃ、おれ、」
[ええよ、すぐに全部っては、言わんから、]
「…うん」
[でももう、抱かれたらあかん。それだけは約束して]
「、わかった」
もう俺しか末澤は抱かない。
誰にも抱かせない。
そう決めた夜。
丈くん悪役〜
でもちゃっかり丈橋💙💚
もしはっすんにばれたら、、とか思うけど、丈くんそういうところすっごい上手そうだし
はっすんも鈍感で絶対気づかないんだろうなぁ笑笑
りちゃ末って尊いよね
でもさ、Aぇさんって、どのペアも尊いんだよねぇ、
正門×末澤もたまんないしなぁ🤦♀️
これはリクエストではなく、私が勝手にケータイのルーレットアプリで当たった人を書いてみました💕
それでリチャ末はもう運命?
でもとても効率の悪い作業だったのでルーレットアプリはもう消した笑
感想待ってますね😇
インスタライブとかしたら来てくれる〜??
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。