第12話

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2021/01/25 10:47
ジェノside


「保健室でジェヒョン先輩がやってるの知ってんの?」
そう聞くのはかなり勇気がいった。
いくらあなたでもかわいそうじゃん。

もし俺の好きな人が保健室でやってたら悲しいレベルじゃ済まないと思う。

泣いちゃうかな。今日くらいは慰めてやってもいいか。
あなた
うん
知ってるけど
ジェノ
…へ?
あなた
てかなんであんたらが知ってんの?
ヘチャン
いや待て待て待て
ヘチャン
それ聞いてもまだ好きなの?
あなた
まぁ
ロンジュン
まさか抱いてもらおうとか思ったりしてる?
あなた
それも無くはないかと考えておりますが何か。
ジェミン
うっそだぁ
あなた
ほんとでーす


いや、こっちあなたがどんなに荒れようと受け止める準備してたのに。

知ってますってなんだよ、知ってますって

それに?あわよくば抱いてもらおう?
そんなのダメに決まってんだろ。




…え、俺なんでダメだって思うんだ。
別にコイツなんてただの幼なじみなのに、
ヘチャン
はい質問
あなた
はいヘチャンくん
ヘチャン
謎に先輩と仲良くなってるのはなんで?
あなた
あ〜それはね、話すと長いんだけど…
昨日ここに帰ってこなかったでしょ?
ヘチャン
うん
あなた
隣の部屋に泊めてもらってたんだけど、そこに住んでるのが同じクラスのマークくんなのね?
ロンジュン
マーク?
ジェミン
あれでしょ、休み時間一緒にいる子
あなた
そうそう
あなた
んで、マークのルームメートがジェヒョン先輩だったわけ。
ジェミン
ってことは、一緒に泊まったの?


聞きたくない、
あなた
同じベットで寝ました!

もう聞きたくない。

その一心で俺は部屋を飛び出した。
あなた
…ジェノ?
ロンジュン


おかしい、今日の俺はなんでかおかしい。
アイツはただの幼なじみにはずなのに。










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