第78話

🌱 jaemin
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2021/03/27 23:43


ジェミンside







あなたがジョンウさんと付き合って1週間。








俺ら幼なじみの会話はめっきりと減っていった。







悲しくもあったけど、どこかホッとしている自分もいた。







あなたがジョンウさんとつきあって付き合ってるまま、そのまま「幼なじみ」って関係を続けていたら俺は我慢できなかったと思う。






なんだ諦めようと、割り切ろうと思ったか分からない。








ジェミン
はぁ。






まだ6時か…





寝るには早すぎるしな、








もう一つ、ため息を落とそうとしたその時。










ピコンっ







カトクがなった。









あなた
「ジェミン、今から〇〇公園これる?」





あなたからだった。








ジェミン
「行けるけど…なんで?」
あなた
「話たいことがある」






いつも〇〇公園で集まる時は喧嘩した時にみんなで謝る場所。






ってことは…







ジェミン
「ロンジュンとかにも声かけとこうか?」
あなた
「いや、ジェミンだけがいい」






「ジェミンだけがいい」








この言葉を見た瞬間、心臓がドクっと跳ねた音がした。







だめじゃん、彼氏いるのにそういうこと言ったら。







俺さ、単純だから期待しちゃうんだよ。









なんとか、高鳴る気持ちを抑えて返事をした。








ジェミン
「分かった、すぐ行く」






俺は家を飛び出した。
















ジェミン
あなた!






公園に着くと、あなたはベンチに座っていた。








あなた
ジェミナ、
ジェミン
どしたの?






俺はあなたの隣に座りながら聞いた。













あなた
…寂しい
ジェミン
え?




あなたが発した言葉はあまりにも小さくてうまく聞き取れなかった。








あなた
だから、寂しいの
ジェミン
なんで?
ジョンウさんにかまってもらってないの?






いや、そんなことはないはず。






気がつけばあの人は教室に来てるし帰りだって一緒だ。









あなた
…じぇみなと、話せなくて寂しい、
ジェミン
は、?






俺の理性は崩壊した。










気づくと、俺はあなたを抱きしめていた。









ジェミン
俺だって…
ジェミン
俺だって寂しいよ
あなた
うん、うん、
ジェミン
好きだよ、あなた






流れで言ってしまえば怖くないと思った。







あなたも流してくれると思った。









あなた
…私もだよ、じぇみな。
ジェミン
…うそ






嘘に決まってんじゃん、俺。





何勘違いしてんだよ。







友達として、ってことに決まってるだろ。









あなた
私ね、みんなと喋れなくなってすごく辛かった。だけど、その中でもじぇみなと喋れなかったことが1番寂しかったの。
あなた
それはね、「好き」ってことだと思う。







その瞬間、ほんとなんだ。夢じゃないんだ。って思った。









ジェミン
俺も大好き。ずっとずっと。







俺は精一杯愛を伝えた。








これからもずっと伝えていこう。









ジェミン
幸せになろうね、俺たち。
あなた
うん、もう幸せだよ














Jaemin fin.

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