辛い思いをするのなら完璧になればいい
そう思ってた。
今は違う。
完璧は求めないでいい
人に嫌がられてもいい
辛くてもいい
自分が楽になるのなら
辛くてもいいし悲しくてもいい。
だから完璧から逃げさせて
それで自分が楽になるから。
満面の笑みで挨拶をする
そうしたら何があっても気づかれない
1人でいいから完璧じゃなくして
完璧
その言葉からはまだ逃げられない
悲しくても辛くても1人でも完璧じゃなくなるなら
どんな事でも背負うから
この時の私は新メンバーなんて受け入れたくなかった。
武者からやってきたメンバーから何も知らない
人が入ってくるから。
それはみんな同じなんだけどね…
この気をつけてねその言葉をちゃんと理解してなかった。
死ぬか辞めるか考えとけって…
もうこの業界から姿を消したら完璧なんて不要なのかな?
完璧を求められるなら死んだほうがいい
そう考えてるうちに1日がたった
完璧よりも命
そうではなく
命よりも完璧
そう。完璧になるなら死ねば良いんだ
そう思っていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。