🔅 テオくんside
〝 たまたま見つけたんだ 〟 ってさっき言ったけど
本当はずっと前から、じんたんをこの雰囲気のいいバーに連れてきたかった。
静かな店内。
クラシックの音楽が耳に入ってくる中、ふと隣に座っているじんたんに目をやる。
キャンドルが優しく揺れる この店のカウンターで。
じんたんは、嬉しそうに恋人からもらった指輪を眺めていた。
指輪を眺めているじんたんの微笑んでる顔は、とても幸せそうな顔をしていて。
ふと、こんなことを考える。
ねえ、じんたん。
じんたんの心に、俺の雫は落ちないけどさ。
このバーボンとカシスソーダがなくなるまでは、
君は俺のものだよね?
店内の鍵をかけて、時間を止めて。
じんたんが俺から離れないように。
なんて考えちゃう俺は、
少しだけ酔い始めてるのかな。
まあこれは、一応本当の気持ちなんだけど。
指輪から目を離し、俺を見るじんたん。
じんたんも酔って、恋人のことなんか忘れてよ。
俺の肩に寄りかかってよ。
だけど、そんなすべての言葉を飲み干して。
そう言って、俺はじんたんから目をそらした。
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いやァァァこれ前から書きたかった。()
この曲初めて聞いた時、もうこれはネタにするしかないと思っちゃって!!!!!笑
あ、ちなみにこの小説はこんな感じで歌詞を当てはめながら書いてく系の小説です。(日本語)
ただの自己満ですごめんなさい 😔😔
読んでくれてありがとーう !!
これからこっちの小説もよろしくお願いします!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。