第4話
❁ 花鳥風月 / セカオワ【リク】
最近は悩むことばかりで。
悩むごとに、毎回頭に浮かんでくるのは自分の相方の顔で。
悩むごとに、こんなことを考える。
こんなすぐ悩み出す頼りない俺だったら、あいつは俺から離れていっちゃうかな。
隣からいなくなっちゃうかな。
悩みに悩みが重なって、もう夜空の光も気づかないほどの立場に俺はいた。
そしたらあいつも俺から離れてく心配もないし、
自分もこんな悩むこともなく暗いとこでも迷わないよな。
めぐる、めぐるめぐる星座のように。
いつまでも消えない夜空の光の様な存在になれたら。
暗い、暗い暗い闇の中にいたとしても。
大切な人も大事な時間も何もなくさずここに居られるかな?
なんて馬鹿なこと考えながら、夜空を見上げてみる。
そこには暗くて広い夜空が広がっていて。
見えるはずの星の光は、俺の目に入ってこない。
暗くて広くて、真っ暗な空。
それは俺の心と瓜二つだった。
.
ぼーっと家のベランダから空を見上げていると
うしろから俺の名前を呼ぶ声がした。
愛しい声。ずっと聞いていたい声。
俺が空を見る時は、なにか考え事をしてる時。
それをじんたんはわかってくれてたのか
そっか、とだけ呟けば隣で一緒に空を見上げ始めた。
横に目をやると、口を半開きにしたじんたんが星空を見上げている。
そんな間抜けの顔を見て、俺は思わずクスリと笑ってしまう。
肘でちょいちょい、と俺をつついてくるじんたん。
ふたりで空の下で笑うだけで悩みも全部吹っ飛ぶのは、相手がじんたんだからなのかなあ。
笑い合いながら、再びふたりで空を見上げる。
そう、永遠なんてこの世には存在しない。
いつかは誰にだって終わりが来る。
だから俺は、今過ごせてる時間を大切にしながら濃く過ごしていきたい。
この夜空の光も、じんたんとの思い出も終わりが来るまでは忘れたくない。
少し黙ったじんたんを見ると、少し微笑みながら俺の方を見ていた。
それも、少し切ない笑顔で。
なんてふざけて言いながら、じんたんを抱きしめる。
空を見上げてみると、さっきまでは見えなかった星の光がそこにはいっぱいに広がっていた。
______________________
????????????
なんだこれよくわかんねえなおい!!!!
とりあえずリクエストで頂いた奴です。
よくわかんないし語彙力ないしせっかくリクエストくれたのにごめんなさい😭😭😭😭
あ、それと久しぶりですね( 今更 )
これからまたちょくちょく更新してくからよろしくおねしゃーーーす!!!!🙆♂️🌸
9人のユーザーが応援しています
作者を応援しましょう
シェア&お気に入りしよう!
この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!
恋愛の作品もっと見る
公式作品もっと見る
幼馴染みは卒業します!
恋愛に超鈍感な千都世(ちとせ)と、千都世に想いを寄せる幼馴染みの悠一郎(ゆういちろう)。千都世はいつも悠一郎を『弟扱い』してきたが、あるきっかけから、一週間だけ悠一郎を『お兄ちゃん』として見ることになった。それから少しずつ、変わり始めるふたりの関係。年上超鈍感ガールと年下シャイボーイの恋の行く末は……? イラスト/真西まり
4117630きみが俺を忘れても、何度でも「好き」って伝えるから。
高校2年生の冬。 記憶を失った私の前に現れた クラスの人気者──悠貴くん。 「忘れないで。俺にはきみが必要だってこと」 いつも優しい言葉をかけてくれて、 つらいときは手を繋いでくれる。 どうして、私に踏み込んでくるの? これは、私の失くした宝物を見つけるまでの物語──。 ※夢機能つき作品 イラスト/nira.
13,806366582ノクターナル・ラヴァーズ 双子吸血鬼と薔薇の花嫁
「その薔薇の香りの血を、俺たちに捧げるんだ。お嬢」 哀原鞠衣は、薔薇ノ苑学園で生徒たちの憧れを一身に集める生徒会副会長。 しかし、家での彼女は同居する双子の吸血鬼・トーマとノアに隷属させられ、意のままに支配されていた。 「姫に断る権利はないんだよ。キミは、僕たちの花嫁なんだから」 逃れられない吸血の誘惑、贄としてだけ愛される花嫁――…… 執着と倒錯の学園×吸血パラノーマル・ロマンス!
9,476382341