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_ PM 7.00
「 今日は 、このくらいで終わろっか 」
「 あ 、そうですね っ 、 」
「 遅くなっちゃったね … 、 」
「 もう 、7時 … 」
校門の方を見てみたら 、てひょん が立っていた 。
「 ( 忘れてた … ) 」
「 1人で帰れる ? 」
「 あ っ 、いや 、てひょん と帰るから大丈夫です !! 」
「 そうなんだ 、… きむくん とは 、その … 付き合ってるの ? 」
少し 、不安げに聞く先生 。
どうしてそんな顔をするのか 、
わからないまま 、
「 まさか !! 付き合ってないですよ 、笑 」
そう答えた 。
「 そ 、そうなんだ 、変なこと聞いてごめんね 」
「 大丈夫です っ … 、 」
「 きむくん 待ってるんだよね ? 」
「 あ 、はい 」
「 ちょん先生 、さよなら っ 」
「 今日は 、ありがとう 、明日もよろしくね 」
「 はい っ 、 」
ちょん先生 に 、手を振って 、教室を出た 。
明日が少し 、楽しみになった 。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。