私「ひぇ…っ」
なんて情けない声が出る.
潤「…どこ行くの…?」
はわ、、
寝起きの顔で首を傾げる潤くんは破壊力抜群で、
今にも爆散しそうな心を必死に押さえつける.
いやいやいや、どこ行くのって、
そもそもここはどこなの?!!
引きつっている口角を上げ答える.
私「え、えっと、そのー、トイレに…」
潤「さっきいってた」
うっそだろ数十分前の私!!!!!
私「えーっと、、」
ああぁ、めっちゃ見てる…めっちゃ見てる、、
私「あ、寒いので、掛け布団とりに、!」
無理やり出した答えに不満を感じたらしい.
潤くんはため息をつきながら立ち上がった.
潤「はー、俺取ってくるから、寝てていーよ、」
私「あ、ありがとうございます、」
潤くんが部屋から出ていったのを確認し
スマホを探した.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。