第32話

死神さん⛄️💚
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2021/10/20 15:47
今貴方には殺したい人がいますね?

と登場したのがほんのさっきの出来事

目当ての男は目を見開いたまま動かない


「もしもーし」


亮平「ハ、ハロウィン、ですか…?」


「それって魔除けの儀式だよね?払われちゃう私がやるわけなくない?」


私がしゃべるとなぜか固まる男


亮平「君は誰なの?あと、どっからどう入ってきたの?」


「私は死神。ただ、死神って呼ばれるのは嫌いだからあなたって呼んで。どうやって入ったのかは死神だからってことにしておいて?」


またフリーズする彼

どうやら何かを考えてるみたい

部屋を見渡すとなんだか難しそうな本がたくさんあった


「君、理系男子だね?私のこと信じてなさそうだけど後々信じてくれればいいよ」


彼の顔をのぞくも信じてなさそうな顔

まぁそんなものよね


「で、もう一度言うけど。君は今殺したい人がいるね?阿部亮平くん」


名前を言えばまた驚いた顔

人間って面白いなぁ


亮平「殺したい人…」


うん、その顔はいるんだね


「深くは聞かないよ。でもね、人を呪わば穴二つ。亮平くんからも何かもらうけどいい?」


亮平「もちろん!」


食い気味に答える彼に

私は微笑んだ


「じゃあ殺しちゃおっか」


私が嫌いな君の彼女

亮平くんは殺したいほどあの子が好きなんでしょ?

私はね、殺したいほどあの子が嫌い

だって亮平くんを死ぬほど愛してるのは私なんだもん


「じゃあいこっか」


亮平くんの手をとって空間を移動する

彼の手を握るのは今後私だけでいいし

彼が好きになるのも私だけでいいでしょ?

彼にかける呪いは

恋の呪い

一生私を忘れられなくしてやるんだ