大毅「どういうことやねん」


しげの声が楽屋に響く

私は顔を上げられずに床を見つめた


望「あなた、これなんで言ってくれんかったん？」


取り上げられることは事前に知らされてた

マネージャーさんには内緒にしてもらった

どっちにしろ知られるんだから言いなさいって

言われたけど頑なに言わなかった


「ごめんなさい」


淳太「あなた、謝ってほしいわけちゃうねん。どういうことか教えてくれへんか」


淳太の優しい声が聞こえた

今回撮られたのは熱愛だ

しかし私はそんなつもりはなかった


「遊びに行っただけやねん。この写真は康二くんとやけど、まわりに目黒くんとラウールくんもおってん。」


そう呟くとピリッとした空気が少し晴れる


「康二くんにも迷惑やし、みんなにも迷惑かけてほんまごめんなさい。」


照史「そんな頭さげんでええって！」


照史が私の背中をさする

隣ではズビッと鼻水をすする音がした


「なんで泣いてるん」


望「付き合ってないんやろ？」


「付き合ってへんて、遊んだだけやって」


望「俺らに言わんからホントの事書いてんのかと思うやんけ！」


望はぐっちゃぐちゃな顔で私を抱きしめた


智洋「あなた、康二も気にしてへんから大丈夫や言うてるで」


流星「望、あなた潰れてるから離したって」


崇裕「神ちゃんめっちゃ怖い顔して携帯触ってるから何してるんやろ思ってたら」


望が離してくれて

みんなの顔を見たらみんな笑ってた


智洋「あなたが喋らんから確認してたんやん！」


大毅「神ちゃんあなたの事になるとガチやねん。そういう病気」


いつも通りゲラゲラ笑うみんなに少し救われた