第13話

寒がり×⛄️🧡
2,736
2020/05/02 17:03
くらいおうちに電気を灯す

もう少しで康二くんが帰ってくる

それまでにご飯をつくる

もうすぐで出来上がる時にガチャッと音が鳴る


康二「ただいまー!」


「おかえりー」


康二「わー!んまそっ」


私の後から覗き見て嬉しそうにリビングへ


康二「ゲームしてるなー?」


「うん、ええよ」


嬉しそうにゲームを始めた彼の隣に座る


康二「あなたちゃん」


いきなり困った顔で私を見る康二くん

ん?と聞き返すと


康二「ストーブつけてええ?寒い」


となんとも可愛い顔


「つけよか。待ってて」


手を伸ばしてストーブをつけると

あたたかい空気がふわふわ私たちを包む


康二「あなたちゃん」


「なーに」


康二「ここ、」


と自分の足の間をポンポンと叩く


「邪魔やろそこおると」


康二「寒いからええねん」


グイッと引っ張られて

そのまま康二くんの腕の中へ

いつも横で見てる画面が私の目の前に

バキュンバキュンと目の前の敵が倒れていく


康二「あー、あかん」


ぽそ、ぽそ、と小言を言う声が聞こえる


康二「やめてぇぇ」


ポスッと私の首に頭を埋める康二くん

コントローラーをポイッとおいて

私を抱きしめてきた


康二「・・・負けた」


グリグリと頭を押し付けてくる


「ご飯にする?」


康二「そのあとお風呂入ろ」


「一緒に?」


康二「やだ?」


「いいよ」


康二「よし、元気になった!ご飯にすんでー」


寒さはどこかに吹き飛んで

部屋の中はポカポカとあたたかさが充満していた

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