私は小宮山葉月。
今日から高校2年生になる。
そう、私は地味で陰キャだ。
もちろん友達なんていない。
ガヤガヤ…
今年の担任は佐々木先生か…。
まぁ、悪くない。
ザワザワ…
自己紹介。
私にとっては苦痛で仕方ない。
もう私の番!?
早くしなくちゃ…!!
パチパチパチパチパチ…
キーンコーンカーンコーン
なんだろう。男子が騒いでいる。
新学期だというのに…うるさいなぁ…。
え?
私に話しかけているのだろうか。
そんなはずない…。
えっ…。私?
信じられない…信じられない…
奏太くんから話しかけられる!?
せっかく話しかけてくれたんだもん。。
やっぱ言えない…。
奏太くんのLINE…
ゲットしちゃった…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!