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第21話

*
沖田side
沖田
親の教育がしっかりされていやすね
あなた

親というより兄様でしょうか
学問も兄様が指導してくださいましたし

素敵な兄様でしょう?
そう口元を緩め微笑むが、無自覚なのだろう
寂しげで瞳の奥で何を思い浮かべているか
何にしろ過去のことには変わらない
沖田
伊藤さんは手厳しいでしたかィ
あなた

そうですね、誤字脱字にはよく注意されていましたね

目を見てしっかり受け答えをする
近藤さんの暗殺を計画した関係がないか、手引きしてないか
そもそも何故履歴書に彼女の記述が書き込まれていなかったのか(兄弟として性別等あやふやにしたのか)
そう疑いをかけ1年3ヶ月かれこれ住み込ませているがこれといった行動も発言も証拠もない
幾つか質問をしながら言葉を探り考えを巡らす
沖田
伊藤さんのことをどう思っていますかィ
あなた

優しい方でしたよ
最後まで愛しているといってくださいましたし

…といっても随分昔のことでしたが
沖田
昔?
2年前とか会ったりしているでしょ
あなた

兄様とは随分……両手で数えるほどでしょうか

沖田
それは本当のことでやすか
あなた

えぇ、此方に来たときもそう言いましたが

言葉に詰まらせた
全部が全部信じている訳じゃない
信用なんざ微塵たりともない
ない…はずだが
仮に本当のことなら大問題だ
疑いをかけられ縛り付けられている

勿論今まで自由に行動させた覚えはない
沖田
風邪を引かないよう気を付けてくだせェ
夕食を片付けスタスタと通路を歩く
嘘だとも考えられる
それでも何かに買われる使命感か
いや、知りたいのだ



あの瞳の奥を

瞳の奥で何を考えているのかを
沖田
ははは、訳わかんねぇ
雲に見え隠れする朧気な月のように
やりたいことが曖昧だ