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第22話

*

薄暗く冷たい部屋に塩の香りが漂う
港町の少し外れにある廃工場
元々漁業船の整備をしていた所で、今もそのあとが色濃く残る
錆びた重機の置かれる部屋に複数の人の気配
モブ1
真選組に居るそうです
モブ2
そうか
田舎に雲隠れしたかと思えば監禁状態か
1年も過ぎたんだ
モブ2
苦しみを味わえ
祭りの幕開けだ

割れた窓の隙間から月明かりが柔く射し込む
目を細め薄く笑う男は愛でるように写真を眺めた

店で働き落ちついた清らかな雰囲気を感じさせる振る舞い
誰に対しても対等な接客をする女___伊藤あなた
その顔は笑みを浮かべているようだが切り込まれてあとが酷く目立つ
柔い明かりが写真をうつした